ユーザビリティの高さから、現在のファミリー層に絶大な人気を誇るのがミニバンです。
現在では自動車メーカー各社が最も力を入れているタイプの車がミニバンであり、周囲を見渡してもミニバンはすぐに確認できますし、デパートやスーパーマーケットの駐車場でもミニバン花盛りです。
2リッター未満のミニバンから、売れ筋の2リッタークラス、そのアッパークラスまで多種多彩な種類の車がラインナップされ、選択肢が多いことも人気の秘密でしょう。
そのミニバンですが、日本国内の車販売の激戦区となり人気の車から不人気の車まで多くの種類がありますが、2016年の最新データでは、どの車が人気なのでしょうか?
目次
2016年版!ミニバンの人気ランキング
高級車の定義同様、一昔前のファミリーカーはセダンでしたが、現在ではファミリーカーといえばミニバンであるといえるほど、どのシーンでもミニバンを見る機会が多くなりました。
売れ筋のミニバンは自動車メーカーが最も力を入れているところですから、車の排気量別にも多くの種類のミニバンが販売され、人気車は継続して売れ続ける車種もあります。
チャイルドシートの装着義務やベビーカーを積む際にも天井が高いミニバンは大変便利であり、主婦層からも絶大な人気を得ている理由の一つにもなっています。
さて、そんな2016年のミニバン市場ですが、どのような車が人気なのでしょうか?
最新ランキングのご案内です。
<10位>ホンダ オデッセイ
出典:http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/
フルモデルチェンジした現行のオデッセイは、後席ドアがスライドドアに変更されました。
これは、現代の要望に沿った形で変更されたという理由もあるでしょう。
エリシオンが絶版になったことも理由の一つで、ラグレイトからの流れも組みオデッセイに統合された背景もあります。
まさに、ホンダが社運をかけて製造した大型ミニバンがオデッセイとなります。
- 全長×全幅×全高(mm)
4830x1800x1695
4830x1820x1715
4830x1820x1695
4830x1800x1715
4830x1820x1685 - 最高出力(馬力)
145~190 - JC08モード燃費(km/L)
11.6~26 - 10・15モード燃費(km/L)
———- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1993~2356 - 乗車定員
7~8名 - ランキング推移
トップ10圏外から上昇
ライバル車種
- トヨタ
エスティマ アルファード ヴェルファイア - 日産
エルグランド - 三菱
デリカD-5
<9位>トヨタ エスクァイア
トヨタが売れ筋ミニバンであるヴォクシー・ノアの姉妹車として誕生させた車がエスクァイアです。
若年層にアプローチするヴォクシー、ファミリー層に注力するノア、この両車にワンランク上の高級感を加えてラインナップされたエスクァイアが販売当初より売れ続ける人気車となりました。
日産セレナに売上No1の座を譲り渡したトヨタが、ヴォクシーとノアにくわえてエスクァイアをラインナップに載せたことにより盤石な体制を築けたとも言えるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4695x1695x1825
4695x1695x1865 - 最高出力(馬力)
99~152 - JC08モード燃費(km/L)
14.8~23.8 - 10・15モード燃費(km/L)
—————— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1797~1986 - 乗車定員
6~8名 - ランキング推移
2015年4位から下降
ライバル車種
- トヨタ
ノア ヴォクシー - 日産
セレナ - ホンダ
ステップワゴン - マツダ
ビアンテ
<8位>ホンダ フリード
出典:http://www.honda.co.jp/FREED/
2008年の販売当初より50万台以上のロングセラーとなっているホンダ・フリード。
車内は広々な空間を確保しながら、取り回しのしやすいボディサイズが女性からの支持票を集め、4人家族ならば7・8人乗りのミニバンは不要というニーズにピッタリとはまった車です。
主婦の方の中には、家族で乗る車が大型のミニバンで運転するのに気を使うという意見も多く、サイズ的には有利でも日頃の移動手段としての魅力に欠けると言われる弱点がミニバンにはあります。
これを克服するための車としてコンパクトミニバンが注目されている中で、高い人気を維持し続けるフリードはコンパクトミニバンのパイオニアと言えるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4215x1695x1735
4215x1695x1715
4215x1695x1745 - 最高出力(馬力)
118 - JC08モード燃費(km/L)
12.8~16.6 - 10・15モード燃費(km/L)
14~17 - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1496 - 乗車定員
4~8名 - ランキング推移
2015年9位から上昇
ライバル車種
- トヨタ
シエンタ - ホンダ
フリードスパイク - マツダ
プレマシー
<7位>トヨタ アルファード
トヨタの上級ミニバンのフラッグシップモデルがこのアルファードです。
アルファードは絶大な人気があり、姉妹車のヴェルファイアとともに上級ミニバンで圧倒的なシェアを有しています。
ミニバンは日本国内では車販売の激戦区とも言われますが、トヨタ自動車が販売台数では頭一つ抜きん出ています。
その象徴の一つがこのアルファードの人気と言えるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4915x1850x1895
4915x1850x1880
4915x1850x1935
4935x1850x1880
4915x1850x1950
4935x1850x1895 - 最高出力(馬力)
152~280 - JC08モード燃費(km/L)
9.1~19.4 - 10・15モード燃費(km/L)
————– - 駆動方式
4WD/FF - 排気量(cc)
2493~3456 - 乗車定員
4~8名 - ランキング推移
2015年8位から上昇
ライバル車種
- トヨタ
ヴェルファイア エスティマ - 日産
エルグランド - ホンダ
オデッセイ
<6位>トヨタ ノア
ヴォクシーとの姉妹車であるノアは、ファミリー層に長い間人気となっているトヨタのミニバンです。
現在は、エスクァイアが加わって2リッターミニバンのシェアを席巻している状況です。
8人乗りのモデルでも5ナンバーサイズに抑えているところも技術の凄さの一つ。
ヴォクシーと同様、フルモデルチェンジを経てハイブリッド車がラインナップに加わり、エコカーとしての価値も高まり、より一層人気に拍車をかけている状況です。
- 全長×全幅×全高(mm)
4710x1730x1870
4710x1730x1825
4795x1735x1810
4695x1695x1825
4695x1695x1865 - 最高出力(馬力)
99~152 - JC08モード燃費(km/L)
14~23.8 - 10・15モード燃費(km/L)
———— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1797~1986 - 乗車定員
6~8名 - ランキング推移
2015年6位
ライバル車種
- トヨタ
ヴォクシー エスクァイア - ホンダ
ステップワゴン - 日産
セレナ - マツダ
ビアンテ
<5位>トヨタ ヴェルファイア
トヨタの上級ミニバンのフラッグシップモデルであるアルファードとの姉妹車であるヴェルファイア。
20代や30代の若年層向けのデザインとなっているのが特徴で、高級志向のアルファードとは別路線を歩むヴェルファイアは、アルファードと人気を二分するようにして他社の上級ミニバンを圧倒しています。
アルファードと人気を二分しているヴェルファイアですが、2015年の販売台数は5万台を超えたのに対し、アルファードは5万台に届かなかったので、人気の面ではヴェルファイアが上回っているという結果となりました。
- 全長×全幅×全高(mm)
4930x1850x1950
4930x1850x1935
4930x1850x1895
4935x1850x1880
4935x1850x1895
4930x1850x1880 - 最高出力(馬力)
152~280 - JC08モード燃費(km/L)
9.1~19.4 - 10・15モード燃費(km/L)
———– - 駆動方式
4WD/FF - 排気量(cc)
2493~3456 - 乗車定員
4~8名 - ランキング推移
2015年5位
ライバル車種
- トヨタ
アルファード エスティマ - 日産
エルグランド - ホンダ
オデッセイ
<4位>ホンダ ステップワゴン
出典:http://www.honda.co.jp/STEPWGN/
わくわくゲートが話題になっているステップワゴンは、販売当初の目標が月販台数5千台だったのに対して15000台の販売台数を達成しました。
現在も人気は衰えず、競合他社のヴォクシーやノアやエスクァイア、日産のセレナなどを脅かす台風の目となっています。
エンジンは1.5リッターになったものの、ダウンサイジングターボでトルク不足を感じさせない力強さと高い燃費性能を実現して、ここもNAが主流の2リッタークラスミニバン市場に風穴を開ける試みとなって注目を集めています。
- 全長×全幅×全高(mm)
4690x1695x1840
4735x1695x1840
4690x1695x1855
4735x1695x1855 - 最高出力(馬力)
150 - JC08モード燃費(km/L)
15~17 - 10・15モード燃費(km/L)
———— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1496 - 乗車定員
6~8名 - ランキング推移
2015年7位から上昇
ライバル車種
- トヨタ
ヴォクシー ノア エスクァイア - 日産
セレナ - マツダ
ビアンテ
<3位>日産 セレナ
出典:http://www2.nissan.co.jp/SERENA/
2リッタークラスのミニバン市場で売上No1となったセレナですが、現在は人気に息切れ感があります。
今年にフルモデルチェンジが行われると言われていますので、当然、人気にも一息入るタイミングです。
トヨタはヴォクシー・ノア・エスクァイアの3つの姉妹車で盤石な体制に、ホンダはわくわくゲートやダウンサイジングターボで注目を集めているステップワゴンを送り込む、いわば、最激戦区の2リッタークラスの市場に新しいモデルでどのように闘いを挑むのか。
セレナのフルモデルチェンジは、そういった面でもかなり注目されているイベントの一つでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4790x1735x1855
4790x1735x1875
4750x1735x1865
4820x1735x1855
4795x1735x1875
4770x1735x1865
4685x1695x1865
4790x1735x1865
4795x1735x1865
4770x1735x1875
4780x1735x1865
4685x1695x1875
4780x1735x1875
4820x1735x1875 - 最高出力(馬力)
144~147 - JC08モード燃費(km/L)
12.6~16 - 10・15モード燃費(km/L)
13.4~15.4 - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1997 - 乗車定員
6~8名 - ランキング推移
2015年3位
ライバル車種
- トヨタ
ヴォクシー ノア エスクァイア - ホンダ
ステップワゴン - マツダ
ビアンテ
<2位>トヨタ シエンタ
以前のモデルでは小ささが際立ったシエンタでしたが、今回のフルモデルチェンジで一回り大きくなり、同時に室内も7人乗りでも十分なスペースを確保できるようになりました。
トヨタの快適な最小ミニバンとして2015年にデビューしたシエンタは販売されて間もない状況にもかかわらず、6万台を超える人気ミニバンとなり、日産セレナやトヨタのノアやエスクァイアより販売台数を多くマークするなど大ヒットとなりました。
- 全長×全幅×全高(mm)
4235x1695x1695
4235x1695x1675 - 最高出力(馬力)
74~109 - JC08モード燃費(km/L)
15.4~27.2 - 10・15モード燃費(km/L)
———— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1496 - 乗車定員
4~7名 - ランキング推移
2015年2位
ライバル車種
- ホンダ
フリード フリードスパイク - マツダ
プレマシー
<1位>トヨタ ヴォクシー
国内のミニバン市場で圧倒的シェアを誇るのが、このトヨタのヴォクシーです。
2014年には断トツの1位で年間販売台数10万台超えを記録、2015年には10万台には届かなかったものの2位のシエンタに3万台以上の差をつけて2年連続の断トツ1位となりました。
今回のフルモデルチェンジよりハイブリッドモデルも追加されたヴォクシーの人気はしばらく続くと言われています。
- 全長×全幅×全高(mm)
4710x1730x1870
4710x1730x1825
4795x1735x1810
4695x1695x1825
4695x1695x1865 - 最高出力(馬力)
99~152 - JC08モード燃費(km/L)
14~23.8 - 10・15モード燃費(km/L)
———— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1797~1986 - 乗車定員
6~8名 - ランキング推移
2015年1位
ライバル車種
- トヨタ
ノア エスクァイア - 日産
セレナ - ホンダ
ステップワゴン - マツダ
ビアンテ