日本国内の道路事情にあった車として、軽自動車と並んで人気の高いコンパクトカー。
昨今では主流となっているハイブリッド車がコンパクトでも多くなり、維持費の面で有利なコンパクトカーの需要は高まるばかりです。
従来の歴史を見ると、コンパクトカーといえば女性の人気が圧倒的だった日産・マーチ、コンパクトカーの代名詞となったホンダ・フィット、そのライバルとなったトヨタのヴィッツなど、数多くの車がラインナップされました。
さて、2016年のコンパクトカー人気ランキングでは、どのような車が人気となっているのでしょうか。
目次
2016年版!コンパクトカー人気ランキング
以前は、ミニバンの人気に押されて販売台数が縮小傾向だったコンパクトカーですが、少し前からミニバンの販売台数が減少傾向となってきたこともあり、コンパクトカーが再度注目されてきています。
コンパクトな車体の大きさに軽量な車重、旋回性の高いコントロール性能に燃費の良いエコカーとしての価値の高さが人気を継続する大きな要素となっています。
自動車メーカー各社もここに注目するようになり、主流のハイブリッド車を含めて激しい販売合戦の様相を呈している状況となっています。
<10位>日産 マーチ
出典:http://www.nissan.co.jp/MARCH/
コンパクトカーを語る上で日産・マーチは外せない車の一つ。
1992年の製造から2代目マーチが人気となり、1993年以降の車販売台数でも、当時人気のあったセダンのクラウンやマークⅡを抑えて、年間販売台数でトップ3に輝く快挙も達成。
特に、若い女性から絶大な人気を誇り、多くの販売台数を記録して90年台を代表する車となりました。
現在はコンパクトカー市場で低迷しているマーチですが、来年か再来年と噂されているモデルチェンジを機に巻き返しを狙っています。
- 全長×全幅×全高(mm)
3825x1665x1515
3830x1665x1515
3870x1690x1495
3780x1665x1515
3805x1665x1515
3805x1665x1525
3780x1665x1525
3825x1665x1525
3830x1665x1525
3870x1690x1500
3865x1810x1510 - 最高出力(馬力)
79~150 - JC08モード燃費(km/L)
18.4~23 - 10・15モード燃費(km/L)
20~26 - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1198~1597 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
トップ10圏外から上昇
ライバル車種
- トヨタ
ヴィッツ パッソ - ホンダ
フィット - ダイハツ
ブーン - マツダ
デミオ - 三菱
コルト
<9位>トヨタ パッソ
マツコ・デラックスさんが出演するCMで話題となっているトヨタ・パッソ。
トヨタはハイブリッド車のアクアが好調を持続していますが、追随するホンダ・フィットが強力なライバルとなっているので、パッソをともにコンパクトカーの主力に置き、コンパクトカーのシェアを貪欲に奪いに来ています。
パッソは燃費性能が突出しており、2WDはガソリンエンジン登録車の中でNo1の28.0キロ/リットルを達成、4WDでも24.4キロ/リットルをマークし、ガソリンエンジンとしての燃費に関しては向かうところ敵なしの状態です。
- 全長×全幅×全高(mm)
3650x1665x1525
3660x1665x1525 - 最高出力(馬力)
69 - JC08モード燃費(km/L)
24.4~28 - 10・15モード燃費(km/L)
—————— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
996 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
2015年6位から下降
ライバル車種
- トヨタ
アクア ヴィッツ - 日産
マーチ - ホンダ
フィット - マツダ
デミオ
<8位>トヨタ スペイド
助手席側のドアはワイヤレス電動スライドドアとなっているスペイド。
開口高1250mm、開口幅1020mmと余裕の広さがあり、小さな子供がいるファミリー層でもベビーカーを積みこむシーンでも狭さを感じさせないデザインとなっています。
レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、プリクラッシュセーフティをセットにした「Toyota Safety Sense C」を全車標準装備。
あわせて、信号待ちなどで前の車が発進したことに気づかずにいた時にブザーとディスプレイ表示で知らせるてくれる先行車発進告知機能や、不意に急ブレーキをかけた際にハザードランプの自動点滅により後続車へ知らせる緊急ブレーキシグナルも全車に標準装備されていて、高い安全性が確保されているコンパクトカーと言えるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
3995x1695x1690
3995x1695x1720 - 最高出力(馬力)
95~109 - JC08モード燃費(km/L)
16~22.2 - 10・15モード燃費(km/L)
———– - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1329~1496 - 乗車定員
3~5名 - ランキング推移
2015年9位から上昇
ライバル車種
- トヨタ
アクア パッソ - ホンダ
フィット - マツダ
デミオ
<7位>スズキ スイフト
出典:http://www.suzuki.co.jp/car/swift/
現行モデルは3代目となるスズキ・スイフト。
国内のみならず、コンパクトなサイズが売れ筋となる欧州での販売も視野にいれて生産されただけに、デザインがどことなく欧州風な感じになっているのもスイフトの特徴です。
ボディ剛性も高く、欧州でも好評なスイフトは国産コンパクトカーの中でも高い運動性能を持ち、走るための車が欲しいというニーズに応えることのできる車となっています。
- 全長×全幅×全高(mm)
3875x1695x1510
3850x1695x1510
3875x1695x1535
3850x1695x1535
3850x1695x1500
3875x1695x1500
3890x1695x1510 - 最高出力(馬力)
91~136 - JC08モード燃費(km/L)
14.8~26.4 - 10・15モード燃費(km/L)
15.6~25 - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1242~1586 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
2015年8位から上昇
ライバル車種
- トヨタ
アクア パッソ - マツダ
デミオ - ホンダ
フィット
<6位>スズキ ソリオ
出典:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/
地上高の高いスライドドアですが、コンパクトカーとして人気の高い車がスズキ・ソリオです。
小型車登録となるハイトワゴンだが、ガソリンエンジンからハイブリッドまで選べる選択肢の多さも人気の秘密です。
衝突時の衝撃を効率よく吸収・分散する「TECT」を採用したことと、徹底的な軽量化により室内空間を確保することに成功、広さだけでなく万が一のケースでの安全性も高い。
5ナンバーサイズでありながら座席スペースの広さだけでなく、広い荷室と豊富な収納スペースも大きなポイントとなっています。
- 全長×全幅×全高(mm)
3710x1625x1745 - 最高出力(馬力)
91 - JC08モード燃費(km/L)
22~27.8 - 10・15モード燃費(km/L)
———— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1242 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
2015年7位より上昇
ライバル車種
- トヨタ
スペイド - 三菱
デリカ D-2
<5位>マツダ デミオ
出典:http://www.mazda.co.jp/cars/demio/
クリーンディーゼル補助金の対象車でもあるマツダ・デミオ。
ガソリンエンジンの設定もありますが、やはり、マツダといえばクリーンディーゼルでしょう。
1.5リッターのディーゼルエンジンはクリーンでエコにも貢献、長距離クルーズではガソリンエンジンと比較しても実燃費はディーゼルのほうが上です。
パワフルな快適さとクリーンディーゼルの低燃費は、デミオの高い評価を表したものでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4060x1695x1525
4060x1695x1550
4060x1695x1500 - 最高出力(馬力)
92~116 - JC08モード燃費(km/L)
19.2~30 - 10・15モード燃費(km/L)
———– - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1298~1498 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
2015年5位
ライバル車種
- トヨタ
ヴィッツ - スズキ
スイフト
<4位>トヨタ ヴィッツ
トヨタのコンパクトカーといえば圧倒的な販売台数のアクアとなりますが、一昔前はトヨタのコンパクトカーといえばヴィッツでした。
国産コンパクトカーの中でも希少なマニュアル設定のある車で、ライバル車にはスズキ・スイフトやマツダ・デミオがあります。
フィットが登場してから真っ向勝負をしていましたが、トヨタのアクアのデビューにより多少影が薄くなった感もありますが、堂々のトップ10入りは激戦区のトヨタのコンパクトカー部門でのことで評価できる大きな要素です。
- 全長×全幅×全高(mm)
3885x1695x1500
3980x1695x1490
3945x1695x1490
3930x1695x1480
3885x1695x1530
3930x1695x1500 - 最高出力(馬力)
69~152 - JC08モード燃費(km/L)
18~26.5 - 10・15モード燃費(km/L)
———— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
996~1496 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
2015年4位
ライバル車種
- スズキ
スイフト - マツダ
デミオ
<3位>ホンダ フィット
出典:http://www.honda.co.jp/Fit/
国産コンパクトカー部門で一時代を築き、圧倒的な販売台数となったホンダ・フィット。
従来はトヨタ・ヴィッツとの一騎打ちでしたが、トヨタ・アクアの登場により1位から陥落して、2015年の販売台数も10万台の差をつけられてしまいました。
そこに日産・ノートの登場で三つ巴の争いとなっていますが、今後、シェアをどの程度奪い返すことができるのか見ものです。
- 全長×全幅×全高(mm)
3955x1695x1550
3955x1695x1525 - 最高出力(馬力)
100~132 - JC08モード燃費(km/L)
19~36.4 - 10・15モード燃費(km/L)
———— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1317~1496 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
2015年2位から下降
ライバル車種
- トヨタ
アクア ヴィッツ - 日産
ノート - マツダ
デミオ
<2位>日産 ノート
出典:http://www2.nissan.co.jp/NOTE/
日産の高い技術によって低燃費でパワフルなコンパクトカー・ノートを市場に放ちだし10年以上が経ちました。
コンパクトカー市場はヴィッツとフィットの一騎打ちからアクアの独走と変わりつつある中でも、日産のコンパクトカーとしてノートは順位争いに食らいついています。
室内空間にも工夫を施し、十分な厚みを確保したリヤシートに足下にも余裕を持たせた形で大人でもゆったりと座れるスペースがあり、長距離ドライブでも疲れにくいコンパクトカーです。
- 全長×全幅×全高(mm)
4190x1695x1515
4120x1695x1535
4100x1695x1535
4140x1695x1525
4190x1695x1535
4140x1695x1535
4120x1695x1525
4100x1695x1525 - 最高出力(馬力)
79~140 - JC08モード燃費(km/L)
18.2~26.8 - 10・15モード燃費(km/L)
———— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1198~1597 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
2015年3位から上昇
ライバル車種
- トヨタ
アクア ヴィッツ - ホンダ
フィット - マツダ
デミオ
<1位>トヨタ アクア
2011年のデビューより、圧倒的な販売台数を誇るのがトヨタ・アクアです。
コンパクトカーランキングでも、2015年は2位のフィットにダブルスコアの差をつけ、販売台数は10万台以上の差があり独走態勢を築いています。
ミニバンと同様、コンパクトカー部門でもトヨタ自動車は強く、売れるからバリエーションも増やせると好循環が続き、アクアでも多彩なグレードを設定、選ばれるコンパクトカーとして不動の地位を確保しています。
- 全長×全幅×全高(mm)
3995x1695x1445
4055x1695x1420
4030x1695x1490
4055x1695x1430
3995x1695x1455
3995x1695x1990 - 最高出力(馬力)
74 - JC08モード燃費(km/L)
33.8~37 - 10・15モード燃費(km/L)
37~40 - 駆動方式
FF - 排気量(cc)
1496 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
2015年1位
ライバル車種
- トヨタ
ヴィッツ - 日産
ノート - ホンダ
フィット - マツダ
デミオ