出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/
不況下の日本で維持費や税金での優遇措置に優れている軽自動車は、2014年に車販売台数全体のシェア40%を超え、破竹の勢いで普及し続けました。
2015年になり軽自動車税が一気に1.5倍に上がったことによる反動で4年ぶりに前年度の販売台数を下回る結果となりましたが、それでも尚、売れ続けているのが軽自動車です。
1BOXタイプからスポーツ系オープンカーまで、ありとあらゆるタイプのラインナップがあり、ユーザーに対して多くの選択肢を提供していることの企業努力の表れでしょう。
その日本独自の規格である軽自動車ですが、2016年はどのような車が売れているのか?
ランキングトップ10をチェックしてみましょう。
目次
2016年版!軽自動車の人気ランキング
2014年にはシェア4割以上、2015年には4年ぶりに前年度の販売台数を下回った軽自動車ですが、それでも車販売台数全体の3割以上をマークする巨大なマーケットとなっています。
家族で使用するファミリーカーを軽自動車にする家庭も多く、性能が低くて頼りないというイメージは今は昔の話しです。
ファミリーカーとして広く使用されるミニバンと比較すると室内の大きさには差がありますが、両側電動スライドドアなどファミリーカーとして人気の高い機能を搭載する車種もあり、2016年も多くの軽自動車が販売されています。
経済性でも優秀、スペースも規格変更で広々としたスペースの確保が可能になったこともファーストカーとして購入されることが多くなった理由と言えるでしょう。
<10位>ダイハツ ウェイク
出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/wake/
視界の良さと荷室の広さにこだわりを持って生産されたダイハツ・ウェイク。
全長:3,395mm、全幅:1,475mmは他の軽自動車とほぼ変わらないサイズだが、全高が1,835mmと高く設定されているのが特徴、ちなみに同じダイハツのタントは全高1750ミリです。
そのこだわりより、座席に座っただけで分かる見晴らしの良さ「ファインビジョン」や、軽自動車最大級の室内空間「ウルトラスペース」を実現しました。
アウトドアシーンで大活躍の余裕を持ったスペースと、広く見晴らしの良い視野角で運転のしやすさを追求した使い勝手が抜群の軽自動車です。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1835 - 最高出力(馬力)
52~64 - JC08モード燃費(km/L)
23.2~25.4 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
トップ10圏外から上昇
ライバル車種
- スズキ
スペーシア - 日産
ルークス - ホンダ
N-BOX
<9位>スズキ スペーシア
出典:http://www.suzuki.co.jp/car/spacia/
広くて便利、軽くて低燃費の軽ハイトワゴンをコンセプトに、主に、主婦や女性をターゲットに開発生産されたのがスペーシアです。
日常使いに便利な軽ワゴンの開発は買い物などで大きな車を運転するのが億劫になる女性に向けて、軽自動車でありながら買い物袋もたくさん積めて、座席のスペースも十分、そして軽やかに走る車として大人気となっています。
お父さんの通勤の足にファミリーカーが使われる家庭ではセカンドカーとしても需要が多く、便利なハイトワゴン・スペーシアは多くの家庭で選ばれています。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1735
3395x1475x1740 - 最高出力(馬力)
52~64 - JC08モード燃費(km/L)
25~32 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
3~4名 - ランキング推移
2015年8位から下降
ライバル車種
- ダイハツ
ウェイク - 日産
ルークス - ホンダ
N-BOX
<8位>スズキ ハスラー
出典:http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/
あるようでなかった軽自動車のジャンルを開拓したのがスズキ・ハスラーです。
普通車のSUVを髣髴とさせるデザインと、アウトドアからレジャーまでマルチに対応できる軽自動車として注目を集めています。
エコの面では、「S‐エネチャージ」をターボ車に採用し、ハイブリッド車にも負けず劣らずの27.8km/Lの優れた燃費性能を実現している点も人気の要素の一つです。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1665 - 最高出力(馬力)
52~64 - JC08モード燃費(km/L)
23.2~32 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
2015年7位から下降
ライバル車種
- ダイハツ
キャスト - ホンダ
N-BOXスラッシュ - マツダ
フレアクロスオーバー
<7位>ホンダ N-WGN
出典:http://www.honda.co.jp/N-WGN/
軽自動車で初めての衝突安全評価で満点となる5つ星を獲得したのがホンダ・N-WGNです。
その安全性の高さだけでなく、精悍なマスクでデザイン面でも優れるN-WGNは若い世代に好評を得ている軽自動車の中の1台でもあります。
ホンダNシリーズの中でもN-BOXに次ぐ人気となっているN-WGNは、ホンダの軽自動車の販売戦略の中核を担っている車でもあります。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1675
3395x1475x1655 - 最高出力(馬力)
58~64 - JC08モード燃費(km/L)
24.2~29.4 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
2015年6位から下降
ライバル車種
- スズキ
ワゴンR - 日産
デイズ - 三菱
ekワゴン
<6位>スズキ ワゴンR
出典:http://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/
軽自動車のハイトワゴンタイプのパイオニア的な存在の車がこのワゴンRです。
一時代を築いたワゴンRは向かうところ敵なしの時代もありましたが、各社、激戦区となる軽自動車ハイトワゴンの市場で多くの車を投入したことにより、1位の座を明け渡す形となりました。
現在では、軽自動車でも後席はスライドドアの車が人気となっていますので、その面でもやや不利だといえるでしょう。
ですが、従来からのネームバリューにより認知度の高い車ですから、ワゴンRを求めるユーザーは数多くいるとも言えるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1640
3395x1475x1660 - 最高出力(馬力)
52~64 - JC08モード燃費(km/L)
24~33 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
2015年4位から下降
ライバル車種
- ダイハツ
ムーヴ - 日産
デイズ - ホンダ
N-WGN - 三菱
ekワゴン
<5位>スズキ アルト
出典:http://www.suzuki.co.jp/car/alto/
一昔前は、スズキの軽自動車といえばアルトでした。
ですが、軽自動車の販売台数で30年以上連続No1となっていたスズキでは、年々車種が増えるに連れてスズキ=アルトとという印象は薄れていきました。
ただ、スズキの販売戦略ではアルトは重要な車で燃費もよく小回りの効くアルトから、本格的に走りを楽しむアルトワークスなどアルトファンを飽きさせない十分なラインナップが用意されています。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1475
3395x1475x1500 - 最高出力(馬力)
49~64 - JC08モード燃費(km/L)
22~37 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
2015年10位から上昇
ライバル車種
- ダイハツ
ミラ - マツダ
キャロル
<4位>ダイハツ ムーヴ
出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/
過去の軽自動車のシェア争いでは、スズキ・ワゴンRと熾烈なバトルを繰り広げていたムーヴも1位や2位に返り咲くのが難しい情勢となっています。
昨今では、軽自動車であっても後席が両側スライドドアの車が多く、グレード次第では両側電動スライドドアとなっている車種もあるので、重く操作しにくいという点で女性から敬遠されていたことが改善され、リモコンキーで開け閉めできる便利さが人気となっている現状も逆風だといえるでしょう。
ただ、車雑誌の調査では30台女性に人気のある車としてダイハツ・ムーヴは2位となっており、女性票が多い車としても有名ですので、トップの座を明け渡したといえど人気のある軽自動車であることは変わりありません。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1630 - 最高出力(馬力)
52~64 - JC08モード燃費(km/L)
25.6~31 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
トップ10圏外から上昇
ライバル車種
- スズキ
ワゴンR - 日産
デイズ - ホンダ
N-WGN - 三菱
ekワゴン
<3位>日産 デイズ
出典:http://www2.nissan.co.jp/DAYZ/
嵐が出演するCMで有名となった日産・デイズ。
他社からのOEMではなく、日産自動車が企画段階から関わった初の軽自動車でもあります。
車体重量の軽量化とコンパクトな3気筒エンジンの搭載で、燃費性能も高めているデイスはカタログ燃費で26.6キロ/リットルとなっており、ハイブリッドカーにも匹敵するほどのエコカーとなっています。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1620 - 最高出力(馬力)
49~64 - JC08モード燃費(km/L)
26.6 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
トップ10圏外から上昇
ライバル車種
- スズキ
ワゴンR - ホンダ
N-WGN - 三菱
ekワゴン
<2位>ホンダ N-BOX
出典:http://www.honda.co.jp/Nbox/
ホンダのNシリーズの筆頭として、ランキング上位が定位置となりつつあるN-BOX。
単板窓ガラス採用の車で世界初紫外線99%カットと赤外線70~80%を達成、日差しが気になる女性にも好評な仕様で、日焼けと暑さ対策もしっかりできています。
子育て期の女性が車の評価をするマザーズセレクション2014では、乗りやすさや運転のしやすさなどで高い評価を獲得、他の子育て期の女性にも勧めたい車としてマザーズセレクション大賞を受賞した実績もあります。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1770
3395x1475x1790
3395x1475x1800
3395x1475x1780
3395x1475x1765 - 最高出力(馬力)
58~64 - JC08モード燃費(km/L)
18.2~25.6 - 10・15モード燃費(km/L)
18.8~24.5 - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
2015年2位
ライバル車種
- スズキ
スペーシア - ダイハツ
ウェイク - 日産
ルークス
<1位>ダイハツ タント
出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/
2015年の軽自動車ランキングに引き続きトップを維持したのがダイハツ・タントです。
Bピラーをなくしたボディは、助手席ドアと後席のスライドドアを開けた際には開放的な間口となり、チャイルドシートを載せたり重い荷物を載せる際にもかなり便利です。
小さな子どもを持つ世代に好評な軽自動車であるタントはファーストカーとして購入されることも多く、一昔前の軽自動車はセカンドカーという概念を打ち破る象徴的な車と言えます。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1750 - 最高出力(馬力)
52~64 - JC08モード燃費(km/L)
24.6~28 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
2015年1位
ライバル車種
- スズキ
スペーシア - 日産
ルークス - ホンダ
N-BOX - ダイハツ
ウェイク