出典:http://www.honda.co.jp/S660/
昨今の車事情では、より経済性の高い軽自動車やコンパクトカーが売れるようになり、ファミリーカーの基準がミニバンとなっている現状もあり、存在感の薄くなっているスポーツカー。
荷室がない不便さや多少の物も置けないユーザビリティの低さがネックのスポーツカーですが、スポーツカーを購入するユーザーにとってはそこが良かったりもします。
モータースポーツで活躍する車、という側面もあり、自動車産業にとってスポーツカーは無くてはならない存在だといえるでしょう。
昨今のスポーツカーは、「スポーツカー=燃費が悪い」という先入観を打ち破り、エコでもドライビングを楽しむことができる車種も多く作られるようになりました。
そんなコアなファンが多いスポーツカーですが、2016年はどのような車に人気が集まっているのでしょうか?
目次
2016年版!スポーツカー人気ランキング
車で走る喜びを。
私の世代は1台目の車は決まって速い車(スポーツカー)を買うことがステータスのような時代でした。
ですが、エコ志向が高まり無駄を極力排除しようとする現代ではスポーツカーは影の存在となってしまいました。
ですが、日本が世界に誇るスポーツカーやレースカー、市販されているスポーツカーまでもが世界のスポーツカーと競合できるまでに性能もアップし、スポーツカーはかつてない魅力的な車に変貌を遂げました。
過去に有名になったスポーツカーも復活したりと、今、スポーツカーが密かなブームとなっています。
<10位>NISSAN GT-R
出典:http://www.nissan.co.jp/GT-R/
ハイパワーでありながら、賢い4駆システムを持つNISSAN・GT-R。
その性能や評価は凄まじく、世界のスポーツカーをも凌ぐスポーツカーとして日本が世界に誇れる車の一台となりました。
まさに、スポーツカーの王者と言えるでしょう。
ただ、車の価値が価値だけに、GT-Rは乗る人を選ぶ車ですから順位としてはトップ10ギリギリとなる10位に甘んじる結果となっています。
- 全長×全幅×全高(mm)
4670x1895x1370
4655x1895x1370
4650x1895x1370
4680x1895x1370 - 最高出力(馬力)
480~600 - JC08モード燃費(km/L)
8.4~8.7 - 10・15モード燃費(km/L)
8.2~8.6 - 駆動方式
4WD - 排気量(cc)
3799 - 乗車定員
2~4名 - ランキング推移
2015年9位から下降
ライバル車種
- レクサス
RCF
<9位>日産 フェアレディZ
出典:http://www2.nissan.co.jp/Z/
日産のスポーツカーといえばGT-Rと答える人も多いと思いますが、ピュアなスポーツカーとしての評価が高いのがフェアレディZです。
大排気量でありながら自然吸気のエンジンはGT-Rとは異なり、ターボには頼らないトルクフルな走りでスポーツカーファンを魅了してやまない魅力があります。
2008年から登場し、ライバル車であったマツダ・RX-7やトヨタ・スープラ、ホンダ・S2000などが相次いで生産中止を余儀なくされた事情を考慮すれば、7年以上生産され続けることだけでも評価されるべき車と言えるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4260x1845x1315
4405x1870x1315
4330x1870x1315
4250x1845x1315 - 最高出力(馬力)
336~355 - JC08モード燃費(km/L)
9~9.2 - 10・15モード燃費(km/L)
9.4~9.8 - 駆動方式
FR - 排気量(cc)
3696 - 乗車定員
2名 - ランキング推移
2015年8位から下降
ライバル車種
- レクサス
RC
<8位>ホンダ CR-Z
出典:http://www.honda.co.jp/CR-Z/
2010年のデビュー直後に月間1万台の受注を記録、その年のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど車業界の話題をさらったホンダ・CR-Z。
ハイブリッド車ならでは速さでスーパーGTにおいては2013年にチャンピオンを獲得、時代背景にもマッチしたCR-Zはコンパクトなサイズでありながら、ハイレスポンスな車でもありました。
ハイブリッド車の中でもスポーツモデルとしての色濃いCR-Zは、ただ単に燃費の良いハイブリッド車ではない走る楽しみが味わえる数少ないハイブリッド車と言えるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4080x1740x1395
4105x1740x1395
4100x1740x1380
4075x1740x1395 - 最高出力(馬力)
113~156 - JC08モード燃費(km/L)
19.4~23 - 10・15モード燃費(km/L)
22.5~25 - 駆動方式
FF - 排気量(cc)
1496 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
2015年7位から下降
ライバル車種
- トヨタ
アクア - 日産
ノート - ホンダ
フィット - マツダ
デミオ
<7位>スバル BRZ
出典:http://www.subaru.jp/brz/brz/
トヨタとの共同開発車であるスバル・BRZ。
全高が1320ミリと現代の車の中では非常に低く、フロアの高さや着座位置も限界まで低く設計されているため、いかにもスポーツカーという雰囲気を醸し出している。
足回りのセッティングがトヨタ・86とは異なるセッティングを施しているため、ワインディングを攻めるような走り方をすると、よりバランス良く車体が曲がり、よりスポーツテイストの高さを感じることができます。
大排気量のスポーツカーではないBRZは、速く走るためのスポーツカーではなく操る楽しさがあるスポーツカーと言えるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4240x1775x1295
4240x1775x1320
4240x1775x1315
4260x1775x1310
4240x1775x1300
4260x1775x1290 - 最高出力(馬力)
200~207 - JC08モード燃費(km/L)
11.8~13.4 - 10・15モード燃費(km/L)
———- - 駆動方式
FR - 排気量(cc)
1998 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
2015年5位から下降
ライバル車種
- トヨタ
86 - マツダ
ロードスター
<6位>レクサス RC
レクサス・RC-Fの5.0リッターV8エンジンよりは豪快ではないものの、V6エンジンとして高い動力性能を誇るのがレクサス・RCです。
そのV6エンジンは単体でも175PSを叩き出し、ハイブリッドモデルではモーターでも最大143PSをマークするモンスターエンジンで、最大トルクは50キロ以上となる。
海外製の車でもハイブリッド車は増えているが、ラグジュアリー感も伴ったレクサス・RCのような車は早々なく、これもトヨタがレクサスブランドとして挑む技術の集大成と言えるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4695x1840x1395 - 最高出力(馬力)
178~318 - JC08モード燃費(km/L)
9.8~23.2 - 10・15モード燃費(km/L)
——— - 駆動方式
FR - 排気量(cc)
1998~3456 - 乗車定員
4名 - ランキング推移
2015年4位から下降
ライバル車種
- 日産
フェアレディZ
<5位>スバル WRX
出典:http://www.subaru.jp/wrx/s4/
インプレッサから独立して派生した車がスバル・WRXです。
ライバルである三菱ランサーエボリューションが2015年で絶版となり、あっさりとバトルに終止符を打ったWRX。
その人気はインプレッサの名がなくなりWRXとなった後も衰えず、現在も多くのユーザーから人気のあるスポーツカーとして有名な車の一台となります。
2リッターでありながらシフトが1速でもあっという間に制限速度オーバーのパワー感は凄まじく、大排気量のスポーツカーと比較しても線の細さを感じさせないのがWRXの凄さの一つでもあります。
- 全長×全幅×全高(mm)
4595x1795x1475
4635x1795x1470 - 最高出力(馬力)
300~328 - JC08モード燃費(km/L)
9.4~13.2 - 10・15モード燃費(km/L)
——— - 駆動方式
4WD - 排気量(cc)
1994~1998 - 乗車定員
5名 - ランキング推移
2015年2位から下降
ライバル車種
- スバル
レガシィB4 - 三菱
ランサーエボリューション
<4位>トヨタ 86
マツダ・BRZとの共同開発でデビューしたトヨタ・86。
長い間、トヨタからこのクラスのスポーツカーで人気の出た車種はなく、86というネーミングをつけたことの効果も相まってビッグヒットとなりました。
最大のライバルはとマツダ・ロードスターと言われていますが、パワー感あふれる走りが楽しめてリアにも2シートを装備する。
マツダ・ロードスターも人気のスポーツカーですが2シーターでは何かと制約を受けることも多いので、最低限の実用性も兼ねたスポーツカーに乗るには86は最適な選択となるでしょう。
- 全長×全幅×全高(mm)
4240x1775x1295
4240x1775x1320
4240x1775x1315
4290x1775x1300
4240x1775x1300
4310x1775x1320
4335x1820x1305
4285x1790x1325
4285x1775x1320 - 最高出力(馬力)
200~219 - JC08モード燃費(km/L)
11.8~13.4 - 10・15モード燃費(km/L)
———- - 駆動方式
FR - 排気量(cc)
1998 - 乗車定員
2~4名 - ランキング推移
2015年3位から下降
ライバル車種
- スバル
BRZ - マツダ
ロードスター
<3位>ダイハツ コペン
2002年から販売され、軽自動車のスポーツカーとして不動の人気を得ていたダイハツ・コペン。
オープンカーとしてももてはやされ、車の運転で非日常を感じる優越感にも浸れる爽快な車としても有名な一台です。
ですが、2015年4月からホンダ・S660がデビューするやいなや、軽自動車でのスポーツカーランキングでも1位を明け渡す形となってしまいました。
今後、ホンダ・S660から軽自動車オープンNo1の座を奪い返せるかが見どころです。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1280 - 最高出力(馬力)
64 - JC08モード燃費(km/L)
22.2~25.2 - 10・15モード燃費(km/L)
———- - 駆動方式
FF - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
2名 - ランキング推移
トップ10圏外から上昇
ライバル車種
- ホンダ
S660
<2位>マツダ ロードスター
出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/
マツダ・ロードスターは1989年の販売以来、累計で100万台の販売台数を達成したことをホームページ上で発表するなど大人気の車となっています。
2人乗り小型オープンスポーツカーで生産累計世界一のギネス世界記録を、今も尚更新し続けていることでも有名で、世界中で支持され続ける日本車でもあります。
これは、国内外でロードスターが向かうところ敵なしの状態であることの証明でもあり、2人乗り小型オープンスポーツカーで生産累計世界一のギネス世界記録は今後も続いていく快挙だと予測されています。
- 全長×全幅×全高(mm)
3915x1735x1235 - 最高出力(馬力)
131 - JC08モード燃費(km/L)
17.2~18.6 - 10・15モード燃費(km/L)
———- - 駆動方式
FR - 排気量(cc)
1496 - 乗車定員
2名 - ランキング推移
2015年1位から下降
ライバル車種
- トヨタ
86 - スバル
BRZ
<1位>ホンダ S660
出典:http://www.honda.co.jp/S660/
2015年のデビューから一挙にランキング首位に踊りでたのがホンダ・S660です。
走る楽しみとオープンカーである開放感、2人乗り小型オープンスポーツカーで生産累計世界一のギネス世界記録を保持しているロードスターを押しのけ首位となったのも驚きの一つです。
軽自動車特有のボディサイズの小ささと、走る・曲がるとメリハリの付いた動きで車を操る楽しさをじっくりと味わえると、軽自動車のネックである非力さも感じさせないスポーツカーでもあります。
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1180 - 最高出力(馬力)
64 - JC08モード燃費(km/L)
21.2~24.2 - 10・15モード燃費(km/L)
———- - 駆動方式
MR - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
2名 - ランキング推移
トップ10圏外から上昇
ライバル車種
- ダイハツ
コペン