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スバルの人気車種インプレッサが2016年にモデルチェンジをして登場することとなった。

スバルは人気のインプレッサの他に、レガシィやレヴォーグなども人気で、激戦区となる1.6~2リッタークラスのワゴン車はスバル同士がライバル車となるが如く、その人気は他社より際立っている。

それもあってか、今回のインプレッサのモデルチェンジには大きな注目が集まっています。

まずは、2016年3月にニューヨークで披露された「ニューヨーク国際自動車ショー2016」の北米仕様のデータを確認してみましょう。

インプレッサ(北米仕様)のスペック情報

インプレッサをはじめとするスバル車は北米での販売がメインとなっている面もあるため、現在のインプレッサのサイズより全長・全幅、ホイールベースが長くなりサイズアップとなる。

下記の北米仕様のサイズを参考にすることにより、フルモデルチェンジ後のインプレッサのボディサイズが見えてきます。

  • 全長×全幅×全高(mm)
    4,625×1,777×1,455mm(セダン)
    4,460×1,777×1,455mm(5ドア)
  • 最高出力(W)
    152
  • 駆動方式
    シンメトリカルAWD
  • 排気量(cc)
    1995
  • 乗車定員
    5名

新型インプレッサのエクステリア

ヘッドライトやヘキサゴングリル、水平対向エンジンなど、現行のスバル車までのスバルイズムを引き継ぎつつも、スムーズで流麗なデザインとなった新型インプレッサのエクステリア。

一方、スバリストと呼ばれるスバルファンからは当たり前のデザインになりすぎているという、ある意味、平凡なデザインに落ち着いてしまったという意見も聞かれます。

ですが、良く言えば今時のデザインであり、決してスバル色が0となってしまったわけではないと思います。

ヘッドライトやヘキサゴングリルなど水平対向エンジンなどは健在ですし、スバルの良さを残しながら現代のデザインに進化したインプレッサとなったと言って良いでしょう。

リアビューでは、リアウインドウのハイマウントストップランプの設置場所と形状を工夫し、後方視界に配慮しながらスタイリッシュなトランクの確保を両立させています。

インプレッサ(セダン)

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出典:http://autoc-one.jp/news/2694798/

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インプレッサ5ドア

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出典:http://autoc-one.jp/news/2626713/photo/0010.html

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出典:http://autoc-one.jp/news/2626713/photo/0048.html

噂のPHVは米国での規制が発端

今回のインプレッサのフルモデルチェンジでは、トヨタから2016年秋に販売されるプリウスPHVに次ぐインプレッサPHVの導入が注目されていますが、これは、ただ単に販売台数を伸ばすための戦略ではなく、主戦場である米国での規制が発端だと言われています。

それが、米国のREV(セロ・エミッション・ビークル)規制です。

米国で販売台数を拡大し続けるインプレッサにおいて、このREV規制は無視することはできません。

ZEV規制の影響とは?

前述しましたが、スバル・インプレッサは米国での販売シェアが大きい車ですので、米国で販売規制ができると、その都度対処を余儀なくされます。

今回のZEV規制は、自動車メーカーが同州内で一定台数以上の販売をする場合に、販売台数の一定比率をZEVにしなければならないと定められている法規です。

ですが、EVやFCVのみでこの規制をクリアすることはかなり困難です。

そのため、REV規制となる生産台数の中にPHVを組み入れることが許されています。

このような事情により、インプレッサもPHVの生産に着手することが必須となったわけです。

インプレッサPHVのシステムはあのシステムを流用

そこで、出番となるのがトヨタのプリウスPHVに採用されているシステムです。

新型インプレッサには、このプリウスのシステムを流用することが決定していて、このREV規制に対応していくようですから、インプレッサPHVの生産には何の障害もないんですね。

これは米国での先行販売となるのですが、日本でインプレッサPHVが販売されるのでは?という噂の出元でもあります。

新型インプレッサの気になる価格は?

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出典:http://autoc-one.jp/news/2694798/

先行している他社のワゴンタイプの車の販売も好調な車種もあるので、価格については据え置きとみる見方が多いようです。

ベースグレードの1.6iの159万円から2.0アイサイトの254万円の間での価格設定となりそうです。

価格は据え置かれるようになりそうですが、先進技術を惜しみなく投入することによって廉価グレードでも十分な装備を備えられるように底上げされる可能性はあります。

それと、注目のPHVですが、日本でも販売するような事になれば300万円は超えてくると思われます。

これは、新型プリウスPHVでも300万円を超える価格となりそうな面もあり、PHVの登場ではどうしても価格は300万円を上回ることになりそうです。