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出典:http://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/

軽自動車は小さくて狭くて遅い・・・そんな固定概念を打ち崩した、元祖トールワゴンといえばスズキ・ワゴンRです。

一世を風靡したワゴンRは、男性にも支持される軽自動車にもなり2006年から5年連続で軽自動車売上No1を達成、名実ともに軽自動車の王者となりました。

そのワゴンRが2016年秋(9月頃か)にフルモデルチェンジをするという噂があります。

全体像も徐々に鮮明になってきていますが、どのような変更点があるのでしょうか?

現行MH44SワゴンRのスペックについて

  • 全長×全幅×全高(mm)
    3395x1475x1640
    3395x1475x1660
  • 最高出力(馬力)
    52~64
  • JC08モード燃費(km/L)
    24~33
  • 10・15モード燃費(km/L)
    ————-
  • 駆動方式
    FF/4WD
  • 排気量(cc)
    658
  • 乗車定員
    4名

新型ワゴンRの予測数値は?

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出典:http://www.carsensor.net/contents/editor/

現行MH44SワゴンRは、Sエネチャージ搭載モデルで軽自動車トールワゴンの中でも圧倒的な燃費性能を誇っています。

今回のフルモデルチェンジでは、この圧倒的な燃費性能をさらに伸ばすべく35Km/L以上を目指すという噂もあるマイルドハイブリッドシステムの採用がされるか注目されています。

  • 3395x1475x1660
  • 最高出力(馬力)
    52~64
  • JC08モード燃費(km/L)
    35~
  • 10・15モード燃費(km/L)
    ————-
  • 駆動方式
    FF/4WD
  • 排気量(cc)
    658
  • 乗車定員
    4名

さらなる燃費性能の向上で40Km/Lを達成!?

従来のR06A型0.66リッター直列3気筒DOHCエンジン+Sエネチャージの性能に磨きをかけ、さらなる燃費向上で35Km/Lを狙っているとされる新型ワゴンRですが、そのマイルドハイブリッドシステムを超える更に上のハイブリッドシステムの採用の噂もあります。

それが、ストロングハイブリッドシステムです。

ハイブリッド車の代名詞となっているトヨタ・プリウスの燃費性能超えを本気で狙っているという評判のストロングハイブリッドシステムは電気モーターのみでの走行も可能とする画期的なシステムで35Km/Lどころか40Km/L以上を視野に入れているとの情報もあります。

ですが、現実的には採用は難しいと言われていて、軽自動車であるワゴンRの車両販売価格の内でここまでのシステムを搭載したモデルを販売することは無理だと言われていますので、現実的には、スズキのマイルドハイブリッドシステムの性能を向上させ、35KM/Lを目指す線が濃厚だと言われています。

気になるエクステリアの変更点は?

ヘッドライトが流行りのデザインに

昨今のミニバンやトールワゴンのデザインで流行りとなっているものが2段型のヘッドライトです。

2016年8月にフルモデルチェンジを行うこととなった日産セレナや、2015年ミニバン販売台数No1となったトヨタ・ヴォクシー、フルサイズミニバンの人気車種であるトヨタ・ヴェルファイアなども2段型ヘッドライトになっていますね。

新型ワゴンRも2段型ヘッドライトを採用するとされていて、ヘッドライトの形が異なるもののベースモデルのワゴンRが2段ヘッドライトになるのはもちろん、より、デザインに重点を置いているワゴンRスティングレーにも2段ヘッドライトが採用される見通しとなっています。

縦型のテールランプも変更か

現行のMH44SワゴンRのテールランプは縦型のデザインとなっていますが、新型ワゴンRのテールランプは横型となる見通しです。

ちょうど、バックドアとバンパーの中間に位置するような形でセットされ、すっきりと収まった形となっています。

昨今では、軽自動車のトールワゴンタイプの車ではバンパーに埋め込むようなテールランプのデザインや横型のものが多くなていますが、これは荷室のスペースを少しでも大きくするようにしている工夫でもあり、それにより縦型から横型になっていると背景もあるようです。

安全性能でもトップクラスを狙う

現行のワゴンRにも先進的な安全装備は備わっています。

レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)が備わっている現行のワゴンRでは、渋滞などでの低速走行中や不意に前方への目線が離れブレーキを踏むタイミングが遅れてしまうなど、このようなケースで前方の車両をレーザーレーダーが検知し、追突や衝突を回避できないと判断した場合に自動ブレーキが作動するシステムです。

これにより、追突などの危険を回避、または衝突の被害を軽減します(約5km/h~約30km/hで走行中に 前方車両をレーザーレーダーが検知している時)。

ですが、新しいワゴンRでは、現在のソリオやハスラーなどに装備されている二つのカメラで車の他にも歩行者も感知するデュアルカメラブレーキサポートを装備することが予想されています。

さらには、現行のワゴンRには装備されていない横からの衝撃に備えるサイドエアバックの装備も確実視されています。

車両本体価格の変化

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出典:http://www.suzuki.co.jp/car/wagonr_stingray/

軽自動車トップクラスの燃費性能を誇るワゴンRが新型になりマイルドハイブリッドの搭載や、安全性能に関してもサイドエアバック、デュアルカメラブレーキサポートの装備まで、まさに、クラストップレベルのそのまた上を目指すこととなりそうなワゴンRですが、そうなると気になるのが車両本体価格ですよね。

ワゴンRは軽自動車ですし普通車のような価格設定は難しいこともあって、予測されている車両本体価格は110~160万円となりそうです。

一番売れ筋の汎用モデルで130~140万円となる見通し。

ですが、マイルドハイブリッドよりワンランク上のストロングハイブリッドを採用するようなことがあれば、この価格帯より20~30万円ほど高くなるとも言われています。