出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_e-s/
ハイブリッドモデルではないガソリン車でありながら、国内トップクラスの低燃費で人気となっている軽自動車がダイハツ・ミライースです。
第3のエコカーとして、EV車でもなくハイブリッド車でもない独自の開発路線をなぞるミライースが、2016年年末にフルモデルチェンジを行うこととなりました。
ライバル車のスズキ・アルトにガソリン車燃費性能No1を明け渡した状態のまま負ける訳にはいかないミライースは、燃費性能も大幅にアップすることが確実視されています。
果たして、ミライースはフルモデルチェンジにて、どのような車となるのでしょうか。
目次
現行ミライース:スペック
- 全長×全幅×全高(mm)
3395x1475x1500
3395x1475x1490 - 最高出力(馬力)
49~52 - JC08モード燃費(km/L)
27~35.2 - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
658 - 乗車定員
4名
フルモデルチェンジでデザインの変更は?
今回のミライースはフルモデルチェンジですから、エクステリアもインテリアも大幅な変更が行われる予定となっています。
柔らかくファニーな印象だったミライースですが、フルモデルチェンジを経てデザインにどのような変更が行われるのか?
その秘密は、2015年東京モーターショーに展示されたコンセプトモデルD-BASEが鍵を握っているようで、このモデルがミライースの原型になるのではないかと言われています。
D-base:エクステリア
出典:http://magazine.vehiclenavi.com/archives/8856
出典:http://magazine.vehiclenavi.com/archives/8856
出典:http://www.daihatsu.co.jp/motorshow2015/car/d-base.htm#d-base
D-base:インテリア
出典:http://www.daihatsu.co.jp/motorshow2015/car/d-base.htm#d-base
出典:http://car-research.jp/wp-content/uploads/2015/11/mira-es-d-base-interior.jpg
出典:http://car-research.jp/wp-content/uploads/2015/11/mira-es-d-base-rearseat.jpg
フルモデルチェンジの目的は燃費性能No1の奪還
出典:http://www.suzuki.co.jp/car/alto/detail/
ミライースの今回のフルモデルチェンジの目的、というより至上命題と言ってもよいのがクラス燃費性能No1の奪還にほかなりません。
ミラとアルトは昔からライバル関係にあり、車格や走行性能、スタイリングなどのデザインでも片方が追い越せば片方が追いつき追い越す、このような関係が現在でも続いています。
無論、燃費性能についてもそうで、現在はクラストップの燃費性能の座をスズキ・アルトに明け渡していますが、このNo1の座を奪うことは最大の目的となり、必ず達成しなくてはならないことです。
インターネット上では、現在の35.2km/Lを上回ることはもちろん、アルトの37.0km/Lを突破することは確実で、さらにその上の40.0km/Lを突破するのではないかと言われています。
40.0km/Lの突破となれば、ハイブリッド車のパイオニア、プリウスレベルの燃費性能となり一気に話題となるでしょう。
新型ミライースの価格
ライバル車であるスズキ・アルトは、ベースモデルのFで約85万円となっています。
燃費性能に関して言えば、FモデルではクラスNo1の37.0km/Lを達成できずにいます。
その点、現行のミライースはベースモデルのDでも上級クラスのG”SA”と変わらない35.2km/Lを達成しているので、ベースモデルでもクラスNo1の燃費性能を達成してくるでしょう。
しかも、現行のミライースはスズキでもできない約78万円という80万円を切る価格設定で燃費性能を35.2km/Lを達成していますから、この価格帯のベースモデルでもクラスNo1の燃費設定となれば商用車としてもかなりの数の販売が見込めます。
現状のみで判断すれば、ダイハツが新型ミライースでクラスNo1の燃費性能達成となれば、価格面でもスズキ・アルトより有利となる公算が高いと予測されます。