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出典:http://www.mazda.co.jp/cars/flair/feature/design/

スズキ・ワゴンRのOEM車として、2012年にデビューとなったマツダ・フレア。

前モデルは同じくワゴンRのOEM車でしたが車名がAZワゴンと呼ばれていた時代で、1994年のワゴンRの登場から2012年の車名の変更前まで、ロングセラーとなり、現在のフレアも人気のモデルとなっています。

マツダとスズキの関係は深く、フレアの車名でもフレアとフレアワゴン、フレアクロスオーバーと3種類もの車種でフレアという車名を採用しているくらいです。

その中でも、従来より特に長い期間人気となっているのがAZワゴンから車名変更となったフレアです。

今回は、この人気のフレアの評価や燃費性能、価格帯などの詳細を調べてみました。

マツダ・フレア:スペック情報

  • 全長×全幅×全高(mm)
    3395x1475x1640
    3395x1475x1660
  • 最高出力(馬力)
    52~64
  • JC08モード燃費(km/L)
    24~32.4
  • 駆動方式
    FF/4WD
  • エンジン・排気量(cc)
    658
  • 乗車定員
    4名

低燃費だと言われるフレアの燃費性能や価格は?

スズキ・ワゴンRのOEM車であるフレアは、フレアとフレアカスタムスタイルと両方のモデルがあります。

これは、ワゴンRとワゴンRスティングレーのOEM車ということになります。

グレードのラインナップは、フレアとフレアカスタムスタイルともに2種類ずつの計4種類となっています。

フレアのグレード別の価格や種類は?

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出典:http://www.mazda.co.jp/cars/flair/feature/design/

項目XGHS
 特徴充実した装備が魅力のベーシックモデルで、全モデル唯一のMT車採用モデル。ISG搭載でさらに優れた燃費性能を実現、フレアのハイグレードモデルで、2WDと4WDともに自動車取得税と重量税が免税。
 駆動方式、ミッション・エンジン DOHC VVT エンジン
・2WD(FF)/4WD
・CVT/5MT
・エネチャージ(CVT車)
DOHC VVT エンジン
・2WD(FF)/4WD
・CVT
・S-エネチャージ
 駆動・ミッション別 車両価格
取得税・重量税の減税・免税の別
2WD(CVT)
¥1,166,400(税込)
免税
2WD(CVT)
¥1,372,680(税込)
免税
4WD(CVT)
¥1,287,360(税込)
減税
4WD(CVT)
¥1,493,640(税込)
免税
2WD(5MT)
¥1,155,600(税込)
減税
4WD(5MT)
¥1,273,320(税込)
減税

フレアのグレード別の燃費性能

グレードミッション燃費性能
XG 2WD(CVT) 30.6km/L
 4WD(CVT) 29.0km/L
 2WD(5MT) 25.8km/L
 4WD(5MT) 24.2km/L
 HS 2WD(CVT) 33.0km/L
 4WD(CVT) 30.8km/L

フレアカスタムスタイルのグレード別の価格や種類は?

flaircustomstyle
出典:http://www.mazda.co.jp/cars/flair/feature/design/

項目カスタムスタイルHSカスタムスタイルHT
 特徴ISG搭載、個性溢れるスタイリッシュスポーツモデルで、スズキのワゴンRと差別化を図ったエクステリアが評判のモデルパワフルな走りとエコを両立、ターボエンジン搭載のスポーツモデルで、7速マニュアルモードのCVTを採用する最上級モデル
 駆動方式、ミッション・エンジンDOHC VVT エンジン
・2WD(FF)/4WD
・CVT
・S-エネチャージ
DOHC VVT ターボエンジン
・2WD(FF)/4WD
・CVT(7速マニュアルモード付き)
・S-エネチャージ
 駆動・ミッション別 車両価格
取得税・重量税の減税・免税の別
2WD(CVT)
¥1,465,560(税込)
免税
2WD(CVT)
¥1,636,200(税込)
減税
4WD(CVT)
¥1,493,640(税込)
免税
4WD(CVT)
¥1,757,160(税込)
減税

フレアカスタムスタイルのグレード別の燃費性能

グレードミッション燃費性能
カスタムスタイルHS 2WD(CVT) 33.0km/L
 4WD(CVT) 30.8km/L
 カスタムスタイルHT 2WD(5MT) 28.0km/L
 4WD(5MT) 26.4km/L

スズキ・ワゴンRとまったく同じでないところが良い?

見た感じでは大きな違いが感じられないことはAZワゴンの頃より変わらないと思っていましたが、フレアとなってスズキ・ワゴンRとの差別化のため、フロントグリルやバンパーの形状を変更するなどのオリジナリティを演出しています。

今回、AZワゴンからフレアに車名が変更になったこともあり、デザインの面でも差別化を図る動きがあるマツダですが、全体的に凛としてシャープな印象を受けるデザインは好評のようです。

ですので、エンジン性能やS-エネチャージなどの燃費性能もワゴンRと同様の性能と言えますし、安全面でもレーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)を採用していますので、走行性能と同様に安全性能も申し分なしです。

このあたりも人気の要因の一つとなっています。

OEMはリセールバリューが期待できない?

前述しましたが、フレアにはフレアの他にフレアワゴンとフレアクロスオーバーがあります。

よく、新車の値引き情報などを見ると、これらの車種は”本家”と”OEM”をぶつけることで有利に交渉できると言われていますが、今までの傾向からするとOEM車の方が圧倒的に値引きする確率が高いといえます。

新車購入の際に大幅な値引きとなれば嬉しいことは嬉しいですが、ただ、それはリセールバリューに大きな影響を与えます。

OEM車は、総じて、売る時に不利になりやすいと言われているので、そのあたりも気を付けたほうが良いでしょう。

そのような事を考えて、”本家”以外のOEM車を購入することを見送る人もいるくらいです。

買う時は安く買えれば嬉しいですが、売る時も高く売れるほうが嬉しいですよね?

車の売買はうまくできていて、海外に輸出されるような人気車であれば10万kmを超えても驚くほどの高値が付く車もありますが、ほとんどの車は、安く買えた車種は買い取りの際に安くなる傾向が高いです。

乗り潰す覚悟なら、本家だろうとOEMだろうと関係ないわけですから、新車購入時の商談次第で気に入った方を選べば良いと思います。

最近の車は、軽自動車でも10万km以上の走行距離でもメンテンスをしっかり行っていれば乗り潰すまで乗ることだって可能ですから、そう割り切ればOEM車は、大変、お買い得な車となるかもしれません。