出典：http://toyota.jp/hiacevan/

2015年のミニバン年間販売台数ランキングでは、日産自動車のハイクラスミニバンのエルグランドよりも年間販売台数が多かったハイエースワゴン。

ハイエースはワゴンだけでなく、カスタムしやすいハイエースバンも人気となっており、通常、商用ベースで売れることの多いバンベースでも自家用車として購入するファンが多いほどに人気となっているワンボックス車です。

その人気の高さから国内需要も多いのですがハイエースの人気は国内のみならず、海外向けに輸出される車としても有名な車種で、10万kmを超える過走行車でも売れると言われていますが本当でしょうか？

中古車市場でも価格が安定していると言われているハイエースの5年落ちと、10年落ちの買取相場を調べました。

ハイエースの10年落ちの査定相場は？

出典：http://toyota.jp/hiacewagon/

10年落ちモデルの査定相場の状況は？

10年落ちモデルとなるハイエースは、バンも含めると距離が伸びやすい車だといえるでしょう。

ですが、過走行車でも買い取りに強いとわかっているかのように10万kmを超える車のオンパレードとなっています。

そして、どの車にも一般の車ではあり得ないような買取相場が付いています。

これが、ハイエースワゴン・ハイエースバンともに海外輸出にも強いと言われる所以で、10年10万kmを寿命だと判断してしまう日本の車は、まさに、海外バイヤーからは宝の山となっています。

これが、ハイエースがリセールバリューが高い理由の最も大きな要因です。

上記の表を見てもらうとわかりますが、軒並み、走行距離が10万kmを超えています。

中には、30万kmを超える車両もありますが、それでも買取相場が付くのは驚きの一言です。

ですが、このような状況を何も知らずに買取店で査定を受けると「30万kmの走行距離の車は廃車ですよ・・・値段なんて付きません！」と、一言いわれてお金を払ってまで廃車にしてもらうようなことになりかねません。

ハイエースを高く売るには、買取店同士で競合させる一括査定などを利用して高値で売るようにしないと、このような走行距離の車両を高く売ることはできないでしょう。

走行距離別の買取相場の変化

10年落ちハイエースの査定事例

グレード：ハイエースバン ロング スーパーGL

ハイエースバン ロング スーパーGLの下取り例と買取査定例です。

新車ディーラーへの下取り額で、オーナーが納得のいかない結果となった典型例であり買取店の査定相場との差が、何と、30万円以上もひらいている結果となっています。

通常、これだけの差がうまれることは簡単にはなく、下取り額が低すぎるのか買取額が高過ぎるのか判断に迷いますが、買取店他店の査定額も100万円を超す査定相場となっていますので、下取り額が低かったといえるでしょう。

このように愛車を手放すケースでは下取りより買取店のほうが高くなることが多いので、ガリバーやビッグモーターなどの大手買取店が登録している一括査定を利用することにより、安全で的確な買取相場を知ることが有効な方法となります。

5年落ちのハイエースの査定相場は？

出典：http://www.carsensor.net/contents/editor/category_849/_8419.html

5年落ちハイエースの査定相場の推移は？

10年落ちモデルも高額査定が続出していたハイエースですが、5年落ちモデルも総じて高値を維持しており、中古車市場の価格も買取相場も、常時、安定しています。

買取店も多くの利益が見込める車種であることはわかっていますので、一括査定でも高額査定が多々報告されている車ですし、この状況を見ると、完全に売り手市場だといえると思います。

ですので、5年落ちのモデルであっても過走行車となる10万kmオーバーでも十分に高額査定を実現することは可能ですので、強気の交渉で良いと思います。

ただ、基準となる査定相場を把握しておかないと、過走行車は特に、足元を見られる結果となりやすいので一括査定で1社でも多くの査定額を出して、予め、買取相場を把握しておくことが必須となります。

走行距離別の買取相場の変化

5年落ちハイエースの査定事例

グレード：ハイエースワゴン GL

ハイエースワゴンGLから同じメーカーの車両への乗り換えをした方の買取事例です。

新車ディーラーも自社の車ということもあり下取り額を高めにつけたと営業マンが言っていたようですが、それでも、買取店の査定相場の最高額とは20万円の差が付いています。

走行距離が1年1万kmの基準との誤差も少なかったことも良く、高値で買取が成立となりました。

それと、注目するべきは下取り額との差もそうですが、買取店同士の差額も大きかったことです。

買取店A店では約196万円となっていて、今回、売却したD店と比較すると14万円ほどの差額があります。

確かに、買取店は下取り価格より高額査定を実現することができる可能性が高くなりますが、買取店同士でもこれだけの差が出ることに注意しなければなりません。

ですので、買取店も1店のみで決めるのではなく、より、多くの買取店に査定相場を提示してもらう必要があるということです。

たまたま、C店やD店で査定を受けていたならば良いですが、A店のみで査定を受けていたならば14万円の差額は、あなたがそのまま損をする金額となってしまいます。

インターネット無料一括査定で、複数の買取店に査定相場を提示してもらうということは、このようなリスクを減らすにも有効な方法だといえます。