出典:http://autoc-one.jp/news/2097521/photo/0019.html
販売成績で不振が続く日産・マーチに大胆なフルモデルチェンジの計画が浮上している。
2代目マーチが爆発的な人気を博してから3代目・4代目の販売成績が低迷、テコ入れを狙う日産自動車にとって、主力商品のコンパクトカー・マーチの復活は最重要事項です。
トヨタ・アクアの成功とホンダ・フィットの安定的な販売状況に大きく水を開けられる格好となったマーチですが、今回の大胆なモデルチェンジで起死回生となるのかどうか・・・
現行のマーチからどのようなモデルチェンジとなりそうなのか調べました。
目次
現行マーチK13のスペック情報
- 全長×全幅×全高(mm)
3825x1665x1515
3830x1665x1515
3870x1690x1495
3780x1665x1515
3805x1665x1515
3805x1665x1525
3780x1665x1525
3825x1665x1525
3830x1665x1525
3870x1690x1500
3865x1810x1510 - 最高出力(馬力)
79~150 - JC08モード燃費(km/L)
18.4~23 - 10・15モード燃費(km/L)
20~26 - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1198~1597 - 乗車定員
5名
モデルチェンジ後のマーチのデザインは?
日産マーチのフルモデルチェンジに関しては、日産自動車で公式の発表をしているわけではないので、あくまでも予測となっているのですが、新型マーチの変更点などはどのようになるのか確認できるものはあるのでしょうか?
実は、車がモデルチェンジをする際にはスパイショットと言われるカムフラージュをした状態で外観がはっきりとわからないようにしてテスト走行をすることがあります。
これは海外だけでなく、日本の公道上で行われることもあり仮ナンバーをつけた車でモデルチェンジ後の姿ではないのか?と、ネット上で噂になることも多くあります。
今回のマーチのモデルチェンジでは、気になるスパイショットはあるのでしょうか。
マーチのスパイショットが流出!その姿とは?
新型マーチのスパイショットに関しては、いくつか有力な画像が公開されています。
ですが、現行マーチまで保ってきたファニーな姿とは程遠く、かなりスタイリッシュな姿になったのではないかと言われていて、その場合は新型マーチのデザインは大きく変更されることとなりそうです。
2代目で爆発的人気を博したマーチですが、そのファニーなデザインより主に女性をターゲットとした車でしたが、このあたりを意識してくるのかどうか、大胆なデザインの変更で大きく舵を切るのかどうか注目されています。
スパイショットだけではない?新型マーチのデザインの礎
出典:http://autoc-one.jp/news/2097521/photo/0011.html
このスパイショットだけでも現行のマーチとは大きく異るデザインとなるであろうことが容易に想像できるのですが、実は、今回の新型マーチのフルモデルチェンジは大胆で衝撃的なものになると予測されるには、もう一つ大きな要素があったのです。
それが、日産スウェイの存在です。
このスウェイは海外マーケット向けの車種なのですが、このスウェイを元に新型マーチのモデルチェンジが進んでいくのでは?という意見がネット上で話題となっているのです。
このスウェイのデザインを見るにつけ、現行のマーチと比較すると大胆で衝撃的なデザインの変更を行うと言っても決して大げさな表現とはいえないと思います。
それほど、マーチの販売戦略に大きな変更点が起きることとなります。
新型マーチは本当にスウェイのデザインをなぞるのか?
ですが、先ほどアップしたスパイショットとはスウェイのデザインは異なる箇所もいくつかあるのです。
例えば、スウェイのテールランプはブーメランのような形状となっていますが、スパイショットのテールランプはどう見てもブーメランのような形状とはなっていません。
フロントのヘッドライトでは、スウェイは斜めに釣り上がる形となっているのに対してスパイショットのヘッドライトは大振りなデザインとなっているところも異なる点です。
ただ、日産独自のVモーションのグリルやバンパーの形状などはよく似ていますね。
このあたりの予測は難しいと言えるし、現時点での正確な予測は不可能でしょう。
サイズにも違いが?スウェイとならない理由
現行マーチより、よりスパルタンな印象のデザインとなるスウェイですが、もっぱらネット上では新型マーチの原型ではないかとの噂が多くあります。
ですが、前述したとおり新型マーチのものと思われるスパイショットとの違いもあり、新型マーチの原型かどうかを決定するには時期尚早だと思われます。
それと、スウェイが原型とならない理由として日本の5ナンバーの規格サイズの点があります。
スウェイのボディサイズは
上記のサイスとなり、日本の5ナンバー規格に収まらないサイズとなりますので、コンパクトカーであるマーチの原型とはならないという理由です。
これは、新型マーチの販売では5ナンバーサイズになることは必須といえる条件ですので、例えスウェイをデザインの礎としたとしても、全幅を1695mmまでにおさめる必要があります。
ですので、スウェイをそのまま右ハンドルにすれば良い、ということにはならないのです。
このあたりは今後の推移を見守っていくしか他なく、注目されるところです。
新型マーチのスペックの変更点
新型マーチのモデルチェンジを語る上で、国内のコンパクトカー市場の動向を無視することはできません。
まず、トヨタ・アクアやホンダ・フィットを目指していくこととなりそうですが、両モデルともにハイブリッド車の設定があります。
これは、新型マーチが販売されるのであれば日産自動車としても避けては通れないところでしょうし、コンパクトカーは運転しやすく燃費もよく維持費も安いという固定観念を持っている方も多いでしょうから、モデルチェンジをしたのに新型マーチにハイブリッド車がないというのは大きな違和感があります。
ですので、新型マーチにはハイブリッド車の設定が加わることは確実でしょう。
マーチと同様、同社のモデルチェンジで注目されているノートもハイブリッドモデルの追加ラインナップが確実視されていることからもマーチのハイブリッドモデルの設定は必須といえます。
エンジン性能はどうなるのか
出典:http://www.honda.co.jp/Fit/
このあたりは、予測スペックとなりますが、概ねアクアやフィットのハイブリッドモデルを参考にすると目安となりそうです。
エンジンパワーとしては、100馬力は欲しいところです。
ハイブリッド車の最大の売りである燃費性では、ライバル車との競争で遅れを取らないようにするためにも35km/Lは最低限達成したいところですし、40km/Lを達成できれば大きなインパクトがあるでしょう。
ハイブリッド車の加速も話題になりますが、ハイブリッド車であれば燃費性能が第一です。
特に女性は加速性能とかほとんど関心がないですから、やはり、燃費性能を大きくアピールする方向となるでしょう。
そのためには、最低限、トヨタ・アクアを超える燃費性能を達成することが条件となるでしょう。
トヨタ・アクア スペック
- 全長×全幅×全高(mm)
3995x1695x1445
4030x1695x1490 - 最高出力(馬力)
74 モーター:61 - JC08モード燃費(km/L)
33.8~37 - 10・15モード燃費(km/L)
37~40 - 駆動方式
FF - 排気量(cc)
1496
ホンダ・フィット ハイブリッドモデル
- 全長×全幅×全高(mm)
3955x1695x1525
3955x1695x1550 - 最高出力(馬力)
110 モーター:29.5 - JC08モード燃費(km/L)
31.8~36.4 - 10・15モード燃費(km/L)
———— - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1496
新型マーチの価格はどうなるか
ここでも、大きな目安としてアクアとフィットの価格が参考になると思われます。
アクアは176~210万円までの価格設定となっていて、対するフィットは169~205万円(4WD除く)となっていますので、170~210万円までの価格設定が予測されます。
先日フルモデルチェンジを発表して2016年8月より販売が決定した日産・セレナのように、300万円までの価格設定で多くの人に乗ってもらいたい!というようなサプライズは起きるのか?
そのあたりにも注目したいですね。