出典:http://www.carsensor.net/catalog/lexus/lexus_lfa/review/
世界のトヨタが放つ、世界最高峰基準の高級車レクサス。
メルセデスベンツやBMW、アウディやジャガーが日本の高級車市場を席巻している状況に、待ったをかけたのがこのレクサスです。
トヨタの高い品質を得て販売されたレクサスは、多くの車種で高級車のシェアを獲得、新型車が出る度に話題となり、その価格帯をもろともせずに販売シェアを伸ばし続けています。
まさに、飛ぶ鳥を落とす勢いとなっているレクサスですが、気になることの一つにリセールバリューの問題があります。
ライバル社であるメルセデスベンツやBMW、アウディやジャガーなどは高級車でありながらリセールバリューの悪さに購入を躊躇する人も多いといいます。
そんなライバル社と競合しているレクサスのリセールバリューはどうなのでしょうか?
高級車市場で海外メーカーではなく、国産メーカーのトヨタが販売するレクサスについて、複数の車種のリセールを掲載しながら、レクサスのリセールが優れているのか否か、調べてみたいと思います。
目次
買取査定実例:レクサス LS600h
出典:http://response.jp/article/2014/10/24/235757.html
レクサスの4ドアサルーンのフラッグシップモデルといえば、このLSとなるでしょう。
高級車ブランドのレクサスにして、メルセデスベンツSやBMW7シリーズ、アウディA8やジャガーXJとのライバル車でもあります。
これらの海外製メーカーの4ドアサルーンのフラッグシップモデルは、総じて、買い時に高く売る時に安いという”宿命”を背負わされますが、レクサスは違うようです。
やはり、そこは、トヨタの1ブランドとなるレクサスですから、壊れやすく維持費の高い外車とは異なり、走行距離を多く走っても信頼性のある車ですから、それは、必然的にリセールにも影響します。
ライバル社とは異なり、日本のメーカー、しかも、No1であるトヨタが資本となっている高級車ブランドですから、海外製メーカーのフラッグシップモデルとの単純比較とはならないようです。
2103年式のLS600h バージョンCは新車販売価格が1090万円ですから、走行距離が短いといえどその値落ち率はなんと20%程度にとどまり、国産車よりも良い結果となっています。
サンプルも少ないので何ともいえませんが、手元資料ではそうなっておりますので、67%の残価率は十分すぎるリセールだといえるでしょう。
年式 | グレード | ボディーカラー | 走行距離 | 査定時期 | 査定相場 |
---|---|---|---|---|---|
2014年式 | LS600h Fスポーツ | ホワイトパール | 2~3万km | 2016年09月 | 5,779,000円 |
2013年式 | LS600h バージョンC | ホワイトパール | 1~2万km | 2016年04月 | 7,335,000円 |
2011年式 | LS600h Iパッケージ | ブラック | 7~8万km | 2016年04月 | 2,614,000円 |
2010年式 | LS600h バージョンS Iパッケージ | ブラック | 13~14万km | 2016年07月 | 2,308,000円 |
2009年式 | LS600h Iパッケージ | ブラック | 9~10万km | 2016年07月 | 2,438,000円 |
2008年式 | LS600h Iパッケージ | ホワイトパール | 9~10万km | 2016年06月 | 2,839,000円 |
買取査定実例:レクサス RX450h
出典:http://response.jp/article/2016/03/07/271132.html
国産車ではトヨタ・ハリアーや日産・エクストレイルが、海外製のメーカーではメルセデスベンツGLEやBMWX5がライバル車として挙げられます。
ハイブリッドモデルのRX450hは、3500CC+電気モーターにより4500CC相当のハイパワーを発揮するエンジンとなっています。
国産ブランドのモデルでありながら、海外製のライバル車に決して引けをとらないスペックとなっていて、人気のSUVということもあり、レクサスブランドでも販売好調な車種です。
2013年式の最上級モデルのRX450h Fスポーツは、走行距離が8~9万kmという過走行車であるにもかかわらず値落ち率は54%程度に留まっており、50%近いリセール(新車販売価格は676万円)を達成しています。
過走行車ではなく想定内の走行距離であれば、値下がり率を40%程度に留めることも可能ですし、そうなればリセールは60%に届くこととなりますので、海外メーカーのリセールとは比較ならないくらい良いという結果となっているといえるでしょう。
日本では信頼性の高いトヨタだったからこそ達成できるリセールなのかもしれません。
年式 | グレード | ボディーカラー | 走行距離 | 査定時期 | 査定相場 |
---|---|---|---|---|---|
2013年式 | RX450h Fスポーツ | ホワイトパール | 8~9万km | 2016年07月 | 3,140,000円 |
2012年式 | RX450h バージョンL | ホワイトパール | 0~1万km | 2016年06月 | 3,537,000円 |
2011年式 | RX450h バージョンL エアサスペンション | ホワイトパール | 2~3万km | 2016年09月 | 2,619,000円 |
2010年式 | RX450h バージョンL | ホワイトパール | 11~12万km | 2016年08月 | 1,706,000円 |
2010年式 | RX450h | ブラック | 12~13万km | 2016年08月 | 1,416,000円 |
2009年式 | RX450h バージョンL | ホワイトパール | 11~12万km | 2016年04月 | 1,736,000円 |
買取査定実例:レクサス GS350
出典:https://www.kurumaerabi.com/car_news/info/50881/
メルセデスベンツEやBMW5シリーズがライバル車となるレクサスGS350。
GSはレクサスの中でも、比較的、リセールバリューが悪いと言われるモデルです。
レクサスの4ドアサルーンのフラッグシップモデルLSと、アルテッツァと海外モデルとの統合となったISとの中間のグレードということで立ち位置が中途半端だという声もあります。
その影響か、リセールはLSよりも悪く2012年のGS350 Iパッケージ(新車価格660万円)で値落ち率は60%強となりリセールは40%も達成できない状況となっています。
2009年式のGS350は人気色のブラックでも11万km以上の過走行車となっていることもあり買取額は100万円にも届かず、値落ち率は80%近くとなっています。
海外製モデルの4ドアサルーンの買取額の特徴では、より、排気量やボディサイズの大きいフラッグシップモデルの値落ち率が高い傾向がありますが、レクサスでは反対の結果となっているようです。
LSとGSでは、元々の車両価格も大きく異なるので単純には比較できませんが、リセールの面ではLSに軍配というところでしょう。
年式 | グレード | ボディーカラー | 走行距離 | 査定時期 | 査定相場 |
---|---|---|---|---|---|
2012年式 | GS350 Iパッケージ | シルバー | 5~6万km | 2016年07月 | 2,438,000円 |
2012年式 | GS350 Fスポーツ | ブラック | 8~9万km | 2016年07月 | 2,237,000円 |
2012年式 | GS350 バージョンL | ブラック | 7~8万km | 2016年06月 | 1,824,000円 |
2009年式 | GS350 | ブラック | 11~12万km | 2016年04月 | 704,000円 |
2008年式 | GS350 バージョンI | ブラック | 5~6万km | 2016年09月 | 1,462,000円 |
2005年式 | GS350 | ホワイトパール | 11~12万km | 2016年08月 | 748,000円 |
買取査定実例:レクサス HS250h
出典:http://www.goo-net.com/newcar/LEXUS__HS/
トヨタのSAIがベースモデルとなっているレクサスの車種がHSです。
レクサス初のハイブリッド専用モデルであり、高性能なハイブリッドシステムと相まって、LSやGSと比較すると取り回しの楽なボディサイズからも、街乗りでも気苦労しないレクサスだといえるでしょう。
その扱いやすさはSAIと同じでありながら、レクサスとしての高級感はインテリアのデザインでも反映され、手にしていることの満足感とステータス性はSAIより数段上の感覚を得ることができる車でもあります。
過去には、リセールにしても有利な状況だと思われていたHS250hですが、このHS250hの買取相場の状況は現在はどうなっているのでしょうか。
下記の表から見ると、やはり、GSと一緒となっており、リセールは決して良いとはいえない状況です。
これらの年式は、2013年に行われたモデルチェンジの影響と、国内のセダン全般でのリセールの悪化が原因と言われており、特にその中でも、トヨタ・クラウンのリセールの悪化に引きずられたことが大きな影響となっているようです。
年式 | グレード | ボディーカラー | 走行距離 | 査定時期 | 査定相場 |
---|---|---|---|---|---|
2011年式 | HS250h バージョンL | 不明 | 3~4万km | 2016年08月 | 1,630,000円 |
2010年式 | HS250h バージョンI | ブラック | 8~9万km | 2016年08月 | 1,223,000円 |
2010年式 | HS250h バージョンI | ホワイトパール | 3~4万km | 2016年05月 | 1,295,000円 |
2010年式 | HS250h バージョンI | シルバー | 3~4万km | 2016年05月 | 1,500,000円 |
2009年式 | HS250h バージョンI | ブラック | 8~9万km | 2016年09月 | 825,000円 |
2009年式 | HS250h バージョンI | ブラック | 8~9万km | 2016年09月 | 740,000円 |
レクサスを高く売るには?
出典:http://response.jp/article/2016/05/20/275459.html
高級車、とりわけ、セダンモデルの車種のリセールが悪化している状況の中で、海外製メーカでは買取査定を受ける際にも、買う時にはあんなに高かったのに・・・と、落胆してしまうモデルもある中でレクサスはトヨタのブランドの一つですから、それらのライバル社よりも買取査定を受けやすい高級車だといえるでしょう。
メルセデスベンツやBMWにアウディ、ジャガーなどは4ドアセダンのリセールは目を疑いたくなるような惨状で、通常、買取店の査定のほうが高くなりやすいのに買取査定が低すぎて、同じメーカーで乗り継いでいくために下取りに出すしかないというケースも多いようです。
ですが、このような車種やメーカーであっても買い取りを得意とする専門店もあり、高く売るにはこれらの買取店を上手に利用することが必須となります。
なぜなら、買取店は安く買うことが仕事なのであり、競合他社が現れた場合でしか買取相場を上げようとはしないからです。
例えば、前述したHS250h バージョンIのケースで言えば、150万円で買えるとわかっているのに、わざわざ160万円で買うとは決して言いませんし、逆に、安く買えるなら1円でも安く買いたいと思うのが買取店だからでもあります。
ただし、競合店が出てくれば競合店に買われないようにするには、できる範囲で高く買う必要が出てきますから、買取店だってのんびりしていられないワケです。
ですので、レクサスを高く売るには、1店でも多くの買取店で査定を受ける必要があるのです。
高く売るには「ぜひ、当社にお譲りください」と言わせるしかない
結局、高く買い取ってもらうには買取店に「売ってください」と、言わせるしか方法はありません。
「この条件でよろしければお譲りください」ではなく、「ここまで買取額を上げますので譲ってください」と、言ってもらうしか方法はないということですね。
ですので、買取店同士を競合させて、買取店がお互いに「他社に買われたくない」と思うような状況にする方法でしか高額査定はでません。
ただ、一日に何店も買取店を回ることなんてできないですよね?
一日の間には、他にいくらでもやることがあります。
そこで、おすすめする方法がインターネット無料一括査定です。
買取査定で査定相場を出しづらい海外製の高級車とは違い、レクサスはトヨタのブランドですので品質面も確かですし、買取店は積極的に査定を受けてくれます。
あとは、複数の買取店で査定できる一括査定で愛車の査定相場を調べて、高い査定額を提示した買取店のみと交渉すればOKです。
しかも、出張査定を希望すれば、すべて自宅で完結することも可能ですから、あの煩わしい買取店での交渉も不要ですから、買取店へ行く必要もないのです。
このように、手軽で便利に利用することができるのもインターネット無料一括査定の人気の理由でもあります。