あなたが長らく乗ってきた愛車を手放す際にはなるべく高く買取りしてもらいたいですよね。
でも、何も考えずに車を買取査定に出してしまうと買取価格が想像以上に安くなってしまうリスクがありますので、タイミングを図りながら車の買取査定を行う必要があります。
様々な要素で決まる査定額ですが、あなたにとって有利なタイミングの時期と不利な時期とがあります。
その売り時のタイミングについて、どのように判断すれば良いのか?
また、車のジャンルなどで買取価格が変わる傾向もありますので、あなたの愛車を買取査定に出す際のベストなタイミングがどの時期なのか、参考になるように調べました。
目次
あなたの車の買取価格が高い時期を知る方法
車の買取査定で高値がついたり、逆に、思わぬ安値で査定されたりするのは車の状態が大きなウエイトを占めているのは事実ですが、それ以外にも価格が変動する要素があります。
車のジャンル(種類・タイプ)別のタイミングや、売り時の全般的なタイミングもありますので、どの車でも一致しているわけではないですが買取価格が動きやすい傾向というのはあります。
その売り時のタイミングの最たるものが月ごとの傾向となります。
1年で高く売れる月と安く売れる月
車には売り時がありますので、あなたが車を手放す際にはこの辺りの時期を考える必要があります。
急場をしのがなくてはならない理由や、売り時を急がなくてはならない理由がない場合で数ヶ月の猶予がある場合は、思い切って買取査定を行う月をずらすことで買取額をアップさせることもできる可能性があります。
では、そのタイミングとはどのようなタイミングなのでしょうか。
通年で買取価格が一定ではない!買取査定はタイミングが命!
1年通年で見た場合、車の買取査定に影響するタイミングはおおよそ以下のとおりとなります。
1~3月
3月は企業やメーカーの本決算の時期ですから、この辺りで中古車市場も最も需要が盛り上がる時期となりますので買取店の在庫がバンバンさばける時期とも言えます。
ですから、我々ユーザー側からすると3月の1~2ヶ月前より買取査定を行うことにより買取店の在庫数を増やしたい時期とマッチしますので、買取査定額が高値がつきやすい傾向があります。
この中でも、1月下旬からできれば3月上旬頃までに買取査定を行いスムーズに売却できるように準備しておくと良いでしょう。
車のジャンル別には、学生や新社会人の新生活に合わせて軽自動車やコンパクトカーの需要が高まる時期だと言われていますので、このあたりの車は高額査定が期待できます。
4~6月
通年で見て4月は車の需要が全体的に下降気味になる時期で、それに合わせて買取店の査定額も下落する傾向がありますので、本決算の時期の3月に合わせて売却できなかった場合は、少し時期をずらして売却すると良いかもしれません。
ただ、車のジャンルによっては高値がつきやすい種類の車もあります。
それが、オープンカーやスポーツカーなどの爽快感を求める車などです。
オープンカーの爽快感は日常を忘れることができるくらいの開放感があり、特に、海岸線や山道などを晴れた日に爽快にドライブすることを想像したりするコアなファンが多く、夏に向けて需要が高まります。
7~9月
夏から秋にかけてのこの時期は企業やメーカーの半期の決算となりますので4月から落ち着いてきた中古車市場が再び盛り上がってくる時期となります。
買取店もその時期にあわせて在庫を増やしていきたい思惑がありますので、買取査定額で思っていた以上に高値が付く可能性があります。
特に、SUVや4WDや4X4などの4駆などはアウトドアーなどの秋の行楽シーズンに利用されることと、雪が降る地域では冬に向けて需要が高まりますし、若者がスノーボードやスキーに行くのに購入するケースもありますので高価買取が期待できます。
10~12月
夏の中古車市場の活況から少し落ち着くシーズンですが、年末商戦も絡んできますので需要が全く無いという時期でもありません。
車種によっては高値で買取額が決まる車種もあり、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツでの需要や降雪量が多い地域などでは、その年に雪が多いなどのニュースで4駆の中古車の売買が活発となりますので10~11月に準備をして早めに買取査定を行えば高値がつく可能性があります。
新型車へのモデルチェンジは影響が甚大!
車は当然ですがモデルチェンジを繰り返しながらデザインを変えていくものですから、この時期に型落ちとなる前モデルの査定額は下がる傾向があります。
概ね2~6年と言われているモデルチェンジですが、マイナーチェンジ・フルモデルチェンジともに買取査定には影響がありますので、車雑誌などでモデルチェンジのウワサが出たら気をつけておくと良いでしょう。
ですが、正確なモデルチェンジの情報はその時期の2ヶ月前くらいにメーカーが発表するようになりますので正確に把握することは難しいという側面もあります。
大雑把なサイクルを把握するだけでも有効
このような時期的な要素や車のジャンルやタイプでの時期的な影響、モデルチェンジの影響も含めると大雑把ですが買取査定に影響するタイミングを把握できます。
事前に調べて知っておくことにより、まったく何も知らないで買取査定を受けるよりは圧倒的に有利です。
あとは、買取査定を受けるまでにどれだけの余裕があるかも重要な要素の一つ。
買取査定を行う査定士はプロですから、あなたが車を売却したがっているのかどうかを仕草だけでなく話しの内容や査定に来た次期や時間などいろいろな要素から判断しています。
あなたの愛車の売却時期に余裕がない場合は足元を見られて安く買い取られてしまうこともありますので、そういう意味でも有利な時期に買取査定を行うことはプラスになるといえるでしょう。