出典:http://jp.autoblog.com/2016/04/25/2016-lexus-is/
現行モデルが3代目となったレクサスISが、ビッグマイナーチェンジを行うこととなり、2016年4月25日に開催された北京モーターショー2016でワールドプレミアされた。
販売は2016年11月となる見通し。
今回のモデルチェンジでは、レクサスISユーザーから最も要望の高いエクステリアの変更が最重要視されたモデルチェンジになり、そのコンセプトは”Aggressive Sports”
内装は、より高級感を高めた仕様変更となり、よりユーザビリティの高い操作性を達成するために細かい部分まで改良されました。
予防安全パッケージにも注目、どのような仕様変更となったのかピックアップします。
新型レクサスIS200t:スペック情報
- 全長×全幅×全高(mm)
4665x1810x1430 - 最高出力(馬力)
245 - 最大トルク(kgm)
35.7 - トランスミッション
パドルシフト付き8速AT - エンジン・排気量(cc)
2.0L直列4気筒ターボエンジン - JC08モード燃費(km/L)
13.2
レクサスISのエクステリアの進化
出典:http://carinfoj.blog.fc2.com/blog-entry-803.html
インパクトのあるレクサスのトレードマークであるスピンドルグリルの比率を拡大、デザイン的にも見た目でも、よりインパクトの大きい風格のあるものとなりました。
レクサスブランドの入門車とも言えるレクサスISは、若年層をターゲットにしています。
風格を増したエクステリアのデザインは、スピンドルグリルだけでなくヘッドライトやリアのデザインにも大きな変更点があるようです。
より洗練されたデザインで、若年層からの支持を集めらるかが販売の鍵を握ります。
ヘッドライトの変更
現行のレクサスISでは、好みがわかれると言われている下側が波型となっているライトが特徴です。
今回のモデルチェンジでは、下側が直線的なデザインとなっており、よりシャープな印象となっています。
ヘッドライトは、3眼フルLEDヘッドライトを採用したNX・RC・LX・新型RXなどのデザインとも異なり、ライトサイドから下部に沿ってL字型の細いラインがなぞられるデザインとなっているのも特徴的です。
単眼ライトを採用するモデルもあるが、より印象的なのはF SPORTで単眼ライトの横にあるL字型の3連LEDヘッドライトがNXやRCやLXとも異なる配置となりパッと見てわかるほどに主張しています。
このあたりの差別化のウマさは、さすがトヨタというところでしょう。
スピンドルグリル
出典:https://www.carnny.com/magazine/p1092
レクサスといえばスピンドルグリルだと思う方も多いでしょう、アフターパーツも多く、スピンドルグリルを改造するユーザーも多いくらいデザイン的にも特徴がある部位です。
今回のスピンドルグリルですが、現行モデルと比較すると僅かながらですが上部と下部の大きさの比率が変わっています。
これは、スピンドルグリルの両下端のブレーキダクトへ空気を導く機能性を重視しているためで、空力性能の向上に寄与している。
スピンドルグリルの両端に設けられた大型のガーニッシュは、空力性能も高め、さらに、スピンソルグリルと相まってスポーティさを表現することに成功している。
レクサスISは、スポーティさも高めながら高級感も損なうことなくデザインされています。
LEDポジショニングランプ
これも、レクサスISのアイデンティティといえるもので、ブーメラン型のLEDポジショニングランプは継続。
今回はヘッドライトのデザインも変更され、より、アグレッシブな印象となりました。
特に、F SPORTのヘッドライトのL字型の3連LEDヘッドライトとのマッチングは最高で、このブーメラン型のポジショニングランプがレクサスであることをパッと見でわからせるくらい強烈な印象を与えている。
ブラックアウトされたスピンドルグリルとのコンビネーションは、F SPORTであることが一瞬でわかるくらい強烈なインパクトとなっっています。
リアコンビネーションランプ
リアビューは、フロントのスピンドルグリルほどのインパクトのある変更点はないようです。
変更点としては、リアコンビネーションランプを従来のL型の2連に重ねたデザインだったものを、3連に重ねセンターに向かって釣り上がるデザインとなった。
バックランプはリアコンビネーションランプの中央上より下部に移り幅がワイドになった。
賛否両論のあるサイド前方まで伸びるリアコンビネーションランプの全体的な形状の変更はなかったようです。
マフラーの形状に変化
現行型では、オーバル形状となっているマフラーはデザインを変更することにより、リアのデザインでも”Aggressive Sports”を具現化。
バンパーのデザインが変更なく、フロントのデザイン変更などと比較すると大人しめになっていますが、リアコンビネーションランプのデザインの変更と相まって、リアビューでレクサスISだとわかるデザインとなりました。
レクサスISのインテリアの変更点
出典:https://www.carnny.com/magazine/p1092
レクサスISのユーザーの多くがエクステリアのデザインで購入を決定している事実を元に、要望が多かったエクステリアを重点にモデルチェンジを行うこととなったレクサスIS。
今回のモデルチェンジでは、インテリアの変更点はあるのでしょうか。
マルチメディアディスプレイを10.3インチに拡大
リモートタッチ側面にEnterボタンを設置して操作性も向上させたマルチメディアディスプレイ。
情報をより大きくより鮮明に表示することによりナビゲーションやオーディオの視認性を向上させた。
現行型レクサスISのマルチメディアディスプレイは7インチですが、今回の大型化により、ベンツやBMWなどのモニターより大型化となり大きく差別化を図っています。
メーターフード
スポーティさを演出するため、スタートスイッチを押しやすい角度に調整、フードステッチの通し方を変更。
カップホルダーの使用性向上
カップホルダーは、使用性の向上を追求。
デザイン性でも、一体感を損なわないように配慮されたデザインとなっています。
アナログクロックの視認性向上
高級車の時計といえばアナログクロック。
視認性の向上と、インテリアのデザインを損なわないように高級感をさりげなく主張するデザインとなっています。
ヘアライン状に変更、車格感の向上
オーディオパネルとヒーターコントロールパネルを質感の高いヘアライン調に変更し、大型化した二―パッドで両端から挟み込む構成とする形状に変更して、車格感の向上を目指している。
予防安全パッケージLexus Safety System +
出典:https://lexus.jp/models/lx/safety/lss/index.html
大胆な変更を行ったエクステリアと、繊細な部分までこだわったインテリアの変更とともに、予防安全パッケージの追加もされることとなった新型レクサスIS。
トヨタが誇る予防安全パッケージLexus Safety System +とは、どういったものなのでしょうか。
プリクラッシュセーフティ
車両だけでなく歩行者検知機能付衝突回避支援タイプとなる衝突安全装備で、自動ブレーキで衝突回避、または、被害軽減を支援する。
車両のみの衝突安全装備ではなく歩行者も感知、より精密な衝突安全装備となっている。
ステアリング振動機能付レーンディパーチャーアラート(LDA)
車線のはみ出しや逸脱を回避する機能で、道路上の白線(黄線)をカメラで認識。
ウィンカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合に、警報ブザーで警告、もしくはステアリング振動させることによりドライバーに直接注意喚起する。
さらに、車両のふらつきを検知しするとディスプレイ表示でも注意喚起を行い、警報ブザーとメーター表示により休憩を促す機能もあります。
オートマチックハイビーム(AHB)
夜間の前方視界確保を支援するためロー・ハイビームを自動で切り替える機能。
対向車が来る度にハイ・ローと手動で切り替える、あのわずらわしい操作をする必要がなく、安全で快適な運転が可能となります。
レーダークルーズコントロール
先行車と一定の車間距離を保ちながら追従走行できるクルーズコントロールも装備。
レーダークルーズコントロールとなり、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することができるため、アクセルのコントロールをせずに一定の距離で先行車を追随できる。
ドライバーの長距離クルーズの大幅な疲労軽減となる機能です。