出典:http://minkara.carview.co.jp/userid/280853/car/825170/3686866/parts.aspx
メルセデスベンツの中でも、究極のハイパフォーマンスを追求するブランドとして設立されたメルセデスベンツAMG。
超高性能スポーツカーを生産するメルセデスベンツAMGは、メルセデスベンツの一般モデルとはどのような違いがあるのでしょうか?
車の性能や価格には、大きな違いがあるのでしょうか。
メルセデスベンツAMGの特徴や一般モデルとの違いを調べてました。
目次
メルセデスベンツとAMGは違う会社だった
現在では、メルセデスベンツAMGとなっていますが、メルセデスベンツとAMGは元々は異なる会社でした。
メルセデスベンツAMGになる前のAMGの会社名の由来は
ハンス・ヴェルナー・アウフレヒト(Hans Werner Aufrecht)の”A”<創始者>
エンジニアのエアハルト・メルヒャー(Erhard Melcher)の”M”<エンジニア>
創始者のアウフレヒトの故郷であるグロース・アスパッハ(Großaspach) の”G”を取り、AMGという会社名にしたと言われています。
元々は独立チューナーだったAMGは、その後、1999年にダイムラー・クライスラー(現ダイムラー)に吸収されて、2014年からはメルセデスAMGとしてメルセデスベンツのサブブランドとなりました。
メルセデスベンツの一般モデルとの違いは?
出典:http://autoc-one.jp/amg/c-class/launch-2207496/photo/0009.html
走りの面でもデザインの面でも、一般モデルと大きく差があるメルセデスベンツAMG。
各モデルにより多くの変更点がありますが、主に以下の様な違いがあります。
サスペンションやエンジンをチューンしたサーキット仕様
一般モデルをチューンしたハイスペックエンジンとスポット増しなどで強化された車体や専用のサスペンションが組み込まれていて、サーキット走行で高いパフォーマンスを発揮できるようにセッティングされている。
一般モデルよりも硬くハードな乗り味の車に仕立てられていることもAMGモデルの大きな特徴となっている。
もちろん、モンスターマシンが如くエンジンはチューンされており、エキゾーストでは4本マフラーを搭載。
そのエンジン性能を受け止めるパーツとして強化ブレーキシステムやAMGスポーツサスペンションも搭載されています。
加えて、AMGモデルをさらにチューンした「パフォーマンスパッケージ」が一部の日本販売モデルには用意されている。
一般モデルのメーターとは異なり、AMGのロゴが入ったスピードメーターは300km/h以上刻まれている。
ただ、実際には一般の欧州車同様250km/hでスピードリミッターがかかる仕組みとなっているが、日本で販売されているものについては、追加オプションで最高速度の引き上げが可能となっているモデルもあるようです。
AMGはFR車のみの販売だった?
AMGは創業以来から長らくFRの車両のみにAMGモデルを発表してきた経緯があり、SUV以外での4WDやFFのクラスにはAMGモデルは用意されてなかった。
ですが、2013年にEクラスがマイナーチェンジしたことに伴い、初めて4WDのAMGモデルであるE63 AMG 4MATIC(セダン・ステーションワゴン)を発表。
近年では、FFベースの4WDであるA45/CLA45/GLA45 AMG 4MATICが発表され、フラッグシップモデルのSクラスにもS63AMG 4MATICが追加発表されるなど、4WD車のモデルも積極的に展開している。
各モデル専用のアルミホイールやエアロパーツが装着されているのもAMGの特徴の一つです。
エンブレムが数字二桁
各モデルを表すエンブレムは、リアエンド右上(順次左側に移行となる)にAMGのエンブレムが付き、リアエンド左上(順次右側に移行となる)には“C63、S65”というような数字2桁のエンブレムが付く。
1990年代前半までの車両では、AMGの各モデルの名称方法がグレードの後ろに増加した排気量やAMGにおけるバージョン及びバルブの数を併記するという方法が取られていた(例 190E 3.2、400E S3、300CEなど)が、1993年にメルセデス・ベンツ本社との共同開発車のC36が発売されて以降は、数字2桁の表記方法に順次移行となりました。
現在では具体的なベースグレードの概念はなくなっていて、過去にはC55が5500CCだったりと排気量の予測がつきやすかったが、現在では、S65ロングが6リッター(5980CC)だったりすることから、二桁の数字が排気量の目安とはならなくなった。
一般モデル(ベースモデル)とAMGを比較
AMGは確かにメルセデスベンツの中でもスペシャリティな車ですが、詳しい人以外はパッと見では違いがわからないと思います。
ですので、一般モデル(ベースグレード)とAMGの比較をします。
一般モデル(ベースモデル) Sクラス S600ロング
出典:http://www.goo-net.com/catalog/MERCEDES_BENZ/SCLASS/10104181/index.html
- 全長×全幅×全高(mm)
5250×1900×1495 - 最高出力(馬力)
530PS - 最大トルク
84.6kg・m - エンジン排気量
V型12気筒SOHCツインターボ 5980cc - 駆動方式
FR - JC08モード燃費
8.5km/リットル - 乗車定員
5名
AMG Sクラス S65ロング
出典:http://www.goo-net.com/newcar/MERCEDES_AMG__SCLASS/10104182/
- 全長×全幅×全高(mm)
5295×1915×1500mm - 最高出力(馬力)
630PS - 最大トルク
102.0kg・m - エンジン排気量
V型12気筒SOHCツインターボ 5980cc - 駆動方式
FR - JC08モード燃費
8.1km/リットル - 乗車定員
5名
スペシャリティをさらにスペシャリティにしたAMG
メルセデスベンツといえば、日本では誰もが認める高級車ですがAMGはメルセデスベンツをさらにスペシャルな車にするサブブランドです。
元々、スペシャリティな高級車であるメルセデスベンツにさらに手を入れてチューンをしたのがAMGであり、スペックの高い素材をさらにスペックを高くしてしまうのだから価格もそれに値する価格となっています。