車を識別するものとして重要なものがナンバープレートです。
昔は選べなかったのですが、現在では、希望ナンバー制も導入されていますし、各都道府県でご当地ナンバーも登場し、気に入ったナンバーを取得する人も増えてきました。
ただ、ナンバープレートを交換する切っ掛けとなるものは、希望ナンバーの取得やご当地ナンバーを取得するだけではありません。
交通事故の時に折れ曲がってしまったり、古くなり劣化した場合などにも状況によっては交換する必要が出てきます。
このような場合にナンバープレートを交換するには、どのような手続きが必要なのでしょうか。
また、ナンバープレートを交換する際に費用はどのくらい掛かるのでしょうか?
目次
軽自動車のナンバープレートの再発行や交換方法
ナンバープレートが劣化したり破損したりして交換する場合は、住んでいる地域を管轄する陸運局や軽自動車検査協会でナンバープレートの再発行や番号変更の手続きを行います。
ナンバープレートを破損した際に再発行や番号変更をする場合には、普通車の場合と軽自動車の場合で手続きが異なりますので注意してください。
さらに、ナンバープレートの再発行と番号変更でも手続きに必要な種類が異なります。
ナンバープレートの再発行(今までと同じ番号で再発行)
軽自動車検査協会で破損・劣化したナンバープレートを返納、ナンバーの再発行の手続きをします(ただし、ナンバープレートの番号が判別できる状態に限る)。
後日、作成したナンバープレートを軽自動車検査協会へ取りに行く必要があるので、軽自動車検査協会には2度行くこととなります。
ナンバープレートの再発行の指定日に、古いナンバープレートを返納して、再発行をしてもらったナンバープレートを受け取ります。
再発行手続きの完了までに、10日前後の期間がかかります。
必要書類
項目 | 備考欄 | 費用 |
---|---|---|
車検証 | 車に乗せてある車検証です。 | |
番号標再交付申請書 | 軽自動車検査協会で入手します。 | 100円程度 |
ナンバープレート | 破損・劣化した返納するナンバープレートです。 | |
印鑑 | 認印で結構です。 | 100円程度 |
ナンバープレートの交換(今までと異なる数字で発行)
前後のナンバープレートを交換する場合は、軽自動車検査協会での申請日に交換することが可能ですので、再発行のように二度手間にならない点が長所だといえます。
ただし、前後のナンバープレートの数字(データ)が変わるということは、車検証も変わりますし、ETCなどのデータも書き換えないといけないため、その点は面倒だといえるでしょう。
ですので、即日交付が魅力の番号変更ですが、このように短所があることも十分に考慮して決めましょう。
必要書類
項目 | 備考欄 | 費用 |
---|---|---|
車検証 | 車に乗せてある車検証です。 | |
軽自動車税申告書 | 軽自動車検査協会で入手します。 | |
自動車検査証記入申請書 | 軽自動車検査協会で入手します。 | 100円程度 |
ナンバープレート | 前後2枚のナンバープレート | |
印鑑 | 認印で結構です。 | 100円程度 |
軽自動車のナンバープレートの費用は?
枚数 | ペイント式 | 字光式 | 希望ナンバー | 希望字光式 |
---|---|---|---|---|
2枚 | 1,500円前後 | 4,800円前後 | 4,200円前後 | 6,500円前後 |
1枚 | 750円前後 | 2,400円前後 | 2,100円前後 | 3,300円前後 |
普通車のナンバープレートの再発行や交換方法
ナンバープレートの再発行(今までと同じ番号を再発行)
陸運局で破損・劣化したナンバープレートを返納、ナンバーの再発行の手続きをします(ただし、ナンバープレートの番号が判別できる状態に限る)。
後日、作成したナンバープレートを陸運局へ取りに行くこととなるので、陸運局には2度行くことになります。
指定された日に再発行されたナンバープレートを取りに行きますが、その際、前側のみのナンバープレートの再発行であれば車両を持ち込む必要はありませんが、前後のナンバープレートの再交付の場合、普通車は軽自動車とは異なり封印がありますので、必ず、車両を持ち込んで交換する必要があります。
再発行手続きの完了までに、10日前後の期間がかかります。
必要書類
項目 | 備考欄 | 費用 |
---|---|---|
車検証 | 車に乗せてある車検証です。 | |
自動車登録番号標再交付申請書 | 陸運局で入手します。 | 100円程度 |
ナンバープレート | 破損・劣化した返納するナンバープレートです。 | |
印鑑 | 認印で結構です。 | 100円程度 |
ナンバープレートの交換(今までと異なる数字で発行)
前後のナンバープレートを交換する場合は、陸運局で即日、交換が可能です。
ただし、前後のナンバープレートの数字(データ)が変わるので、車検証に記載されるナンバーなども変更になりますし、ETCなどのデータも書き換えないといけません。
このように短所があることも考慮しないといけないので、二度手間となる再発行かナンバープレートの交換かは慎重に選ぶようにしましょう。
必要書類
項目 | 備考欄 | 費用 |
---|---|---|
車検証 | 車に乗せてある車検証です。 | |
自動車税申告書 | 陸運局で入手します。 | |
手数料納付書 | 陸運局で入手します。 | 100円程度 |
ナンバープレート | 前後2枚のナンバープレート | |
印鑑 | 認印で結構です。 | 100円程度 |
普通車のナンバープレートの費用は?
枚数 | ペイント式 | 字光式 | 希望ナンバー | 希望字光式 |
---|---|---|---|---|
2枚 | 1,500円前後 | 3,000円前後 | 4,200円前後 | 5,400円前後 |
1枚 | 750円前後 | 1,500円前後 | 2,100円前後 | 2,700円前後 |
ナンバープレートの再発行や交換は簡単?
このように、ナンバープレートの再発行や交換の手続きは、車の手続きの中でもわりと簡単にできる部類のものです。
再発行の場合は二度手間となるので面倒そうに思えますが、手続き自体が簡単ですし、必要書類も陸運局や軽自動車検査協会で入手できますので、ナンバープレートの再発行や交換は自分でやってみると良いでしょう。
これだけ簡単なことなのに、代行業者などに依頼すると6,000円~8,000円程度の費用がかかると言われていますし、再発行の場合は陸運局や軽自動車検査協会に二度行かないとならないので、代行費用も10,000円を超えるようです。
簡単なことですから、これらの費用を節約するためにも自分でやるのがベストです。