出典:http://www2.nissan.co.jp/X-TRAIL/
2000年11月の初代エクストレイルの登場から15年以上が経過、日産のSUVのフラッグシップモデルとして人気を博している3代目エクストレイル。
ランキングでも上位をマークするなど売れ行き好調のエクストレイルですが、3代目となってから3年目を迎える2016年の今年8月に、マイナーチェンジとなる見通しとなりました。
ガソリン車とハイブリッド車の設定で売れ行き好調のエクストレイルは、どのような戦略を持ってマイナーチェンジをすることになるのか、気になる情報を調べました。
目次
現行20Xエクストレイルのスペックについて
- 全長×全幅×全高(mm)
4640x1820x1715
4665x1790x1700
4670x1820x1715
4635x1790x1700
4680x1820x1715 - 最高出力(馬力)
147~173 - JC08モード燃費(km/L)
13.8~20.6 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1995~1997 - 乗車定員
5~7名
新型エクストレイルの予測されるスペックは?
出典:http://www2.nissan.co.jp/X-TRAIL/
新型エクストレイルのマイナーチェンジは、エクステリアの変更がメインとなる雰囲気がありますので、車体のサイズやエンジンなどの仕様変更は最小限となる見通しです。
ですので、数値的に見ても大きな変更点はなく、燃費性能が大きく向上するようなこともないようです。
機能や性能については、控えめなモデルチェンジとなりそうです。
- 全長×全幅×全高(mm)
4640x1820x1715 - 最高出力(馬力)
150~192 - JC08モード燃費(km/L)
20.6 - 10・15モード燃費(km/L)
————- - 駆動方式
FF/4WD - 排気量(cc)
1995~1997 - 乗車定員
5~7名
控えめと思えるモデルチェンジにビッグサプライズ!?
上記のデータはガソリンエンジンとハイブリッドモデルの数値で、いわば、従来からの路線を継承することになるため変更点が控えめな印象がありますが、今回のエクストレイルのマイナーチェンジの目玉と言われているのがクリーンディーゼルエンジンの復活の噂です。
エクストレイルは過去に、クリーンディーゼルエンジンの設定があった車種ですが撤退した経緯があります。
ですが、クリーンディーゼルエンジンといえばスカイアクティブとの相乗効果で話題となっているマツダです、このマツダのクリーンディーゼルエンジンは世界での評価が高く、マツダの海外進出の礎を築いたエンジンとも言えるでしょう。
この”マツダ一人勝ち”のクリーンディーゼルエンジンの採用を視野に入れたのは、エクストレイルの販売が好調であることもそうですが、やはり、国内だけではなく世界進出の規模を拡大したい日産の狙いがあると思われます。
ガソリンエンジンとハイブリッドのみでも売れ行き好調のエクストレイルがクリーンディーゼルエンジンで販売数を伸ばすことができれば、SUVランキングで1位を獲得することも可能になるのではないでしょうか。
気になるエクステリアの変更点は?
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前述したとおり、今回のエクストレイルのモデルチェンジでは見た目の変更点を重視するエクステリアの変更点に注目が集まっています。
スパイショットとなった新型エクストレイルは各部がカムフラージュされていてはっきりと見ることはできませんが、概ね、以下の変更点が施される予定となってるようです。
フロントライトやグリルの変更点など多数
ボディサイスや機能や性能の変更点が微少となる中、注目のエクステリアの変更点はどのようなものとなるのでしょうか?
下記にまとめます。
ヘッドライトはLED化とイルミネーションの追加となり形状はブーメラン型
現行の20Xエクストレイルよりラグジュアリーな雰囲気のデザインとなります。
視認性に大きく貢献するLEDヘッドライトとイルミネーションランプを採用、見た目も高級感の増したデザインとなるでしょう。
日産の象徴Vモーションデザインを強調したフロントグリル
スポーツカーのスペシャリティ、NISSANGT-Rにも採用されるVモーションデザインのグリル。
エクストレイルも、より強調されたVモーショングリルデザインとなると言われています。
フロント・リア共にボリュームのあるバンパーに変更
SUVのデザインにおいてバンパーのデザインは重要です。
より、骨太なボリュームのあるバンパーへと変更される見通しです。
リアにもLEDランプを採用
より、先進的なイメージを与えるためリアのテールランプにもLEDランプを採用。
先進的なイメージとともに高級感も演出。
サイドミラーのデザインを変更
視認性の高いサイドミラーに変更。
大型SUVの相応しいデザインとなっています。
ルーフアンテナをシャークフィンに変更
昨今の自動車はアンテナを目立たないようにデザインするのが主流です。
今回のエクストレイルは、デザイン的にもおしゃれなシャークフィンを採用する見込みです。
インテリアの変更点は?
今回のエクストレイルのマイナーチェンジは、エクステリアの変更点が多くインテリアの変更点は細かいところのみとなりそうです。
これは、ガソリン車もハイブリッド車も同じで、両者ともに大きな変更点はないです。
変更点があるとしたら、オプションだった装備が標準装備となったりすることは考えられるかもしれません。
日産の先進技術ProPILOT(プロパイロット)の採用も!?
ProPILOT(プロパイロット)の採用といえば、同社のセレナに採用されることが決まっています。
セレナは2016年8月のフルモデルチェンジをメーカーが正式に発表しています。
今回のエクストレイルのマイナーチェンジにもセレナのフルモデルチェンジで採用されるProPILOT(プロパイロット)が搭載されるのではないかとの噂があります。
現在、日産自動車では先進技術の開発に力を入れてお入り、先進技術なら日産!というところを目指しています。
もし、エクストレイルにProPILOT(プロパイロット)を採用、サプライズであるクリーンディーゼルエンジンの登場となれば売れ行きに拍車がかかるのは想像に難くないです。
日産がSUV車のランキングの1位を本気で奪いに来るつもりなら、エクストレイルへのProPILOT(プロパイロット)の搭載は十分にありえる話しとなります。
ProPILOT(プロパイロット)とは?どのような先進技術なのか?
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160714-00010003-autoconen-ind
2016年8月のフルモデルチェンジとなったセレナに搭載される「ProPILOT(プロパイロット)」。
このProPILOT(プロパイロット)がエクストレイルに搭載されることとなれば、セレナに続き大きな話題となるでしょう。
その注目のProPILOT(プロパイロット)ですが、どのような機能なのか、下記に記載します。
アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動でコントロール
高速道路を単一車線で走行することを前提として、渋滞時の走行と長時間の巡航走行との2つのシーンを想定。
アクセル・ブレーキ・ステアリングのすべてを自動でコントロールする機能のことで、ドライバーの負担軽減となる。
国産自動車メーカー初の技術。
先行車との距離を保つよう自動でアクセルとブレーキをコントロール
高度な画像処理技術でクルマが道路と交通状況を把握し、ドライバーが設定した車速(約30km/h~100km/h)で走行できる機能。
先行車との距離を保つよう自動でアクセルとブレーキをコントロールしながら追従と停止も自動でコントロール
上記の自動コントロールとあわせて、停止保持まで可能。
直線やコーナーで車線の中央付近を維持するステアリング制御も行なうことができる。
ステアリングスイッチで簡単にシステムを起動・設定できる
ステアリングスイッチで簡単にシステムを起動・設定などの操作ができるほか、専用ディスプレイの表示でシステムの状態を分かりやすく把握することができる。
車両本体の価格設定はどうなるのか
出典:http://www2.nissan.co.jp/X-TRAIL/
エンジンや機能・性能には大きな変更点がなく、インテリアの変更も細かいところのみとなる見通しなので価格も現行のエクストレイルと変わらないのではないかとの見通しとなっている。
大幅な価格の変更はなく、現行の+5~10万円くらいではないかとの予測が多い。
ただ、ビッグサプライズとなるクリーンディーゼルの復活となった場合は、車両販売価格は300万円程度ではないかと言われている。
2016年8月のフルモデルチェンジが決まっているセレナの発表会では、日産自動車の中村公泰副社長が300万円を切る価格でセレナをリリースするという発表を行ったばかりで、エクストレイルのマイナーチェンジでも同様のサプライズとなるのかどうか?注目が集まっています。