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車を購入する際には、車両本体価格や税金のほかにも様々な費用がかかります。

その中でも、バカにならない費用として駐車場代があります。

東京都内23区などの都心部では、駐車場を借りるだけでも部屋を借りるくらいの費用がかかることもあり、維持費が払えないという理由で車を手放す人も多いです。

このように、駐車場代は車を維持するのに大きなウェイトを占める費用となりますが、この駐車場代を少なくして維持費の負担を減らすことはできないのでしょうか。

駐車場代を安くする方法とは?

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港区や渋谷区、目黒区や品川区などを含む東京23区の例では、車の駐車場を借りるだけで5万円以上する地域もあります。

このような地域でも、自宅に駐車場がある家では問題ないですが、自宅に駐車場がなかったり賃貸物件などに住んでいて駐車場代が別にかかる場合は大きな負担となってしまいます。

これでは、車を所有するだけで大変な経済的負担となってしまいます。

東京23区などの土地代が高い地域では、必然的に駐車場代も高くなってしまうのはある程度は仕方のないことですが、ですが、これでは駐車場代を払うために車を所有しているようなものです。

これでは、本末転倒です。

ただ、このような費用負担を減らす工夫ができないわけではありませんので、選択する方法によっては駐車場代を大きく減らすこともできます。

では、どのような方法があるでしょうか?

1:物件から遠いところの駐車場を借りる

都市部では、駐車場代だけで月額5万円以上するような地域もありますし、都市部以外でも月額3万円以上する地域もあります。

ですが、都市部より離れた場所になると駐車場代が安くなる場所もありますので、そのような駐車場を借りると月々の支払いを抑えることができます。

少ないケースですが、たまに、駐車場に自転車が止まっていることがありますが、あれは自転車を止めるために駐車場を借りていることはほとんどなく、駐車場と家が遠いために移動する手段として自転車を止めている事が多いようです。

面倒なことですが、このように労を惜しまない工夫をしないと、駐車場代が高い地域では駐車場代を抑えることは難しいでしょう。

ただ、この方法には大きな欠点があります。

それが、天気で、雨の日や雪の日などの移動が困難な日は濡れながら車まで行き、そのまま車に乗り込まなくてはいけませんので、このようなデメリットも含めて決めるとよいでしょう。

ただし、車庫証明を取得するならば2km以内に駐車場があることが条件となりますので、その点は注意しましょう。

2:砂利や土、草が生えているような駐車場を借りる

都市部の駐車場の多くは、きちんと舗装されて整備されている駐車場ばかりです。

ですので、このような整備が整っている駐車場は月々の駐車場代が高くなる傾向にあります。

反面、地面が砂や土などの駐車場や、草が生えてきてメンテナンスが必要な駐車場などは安くなる傾向があります。

都市部では高級車を所有している方も多いので、そのような方は車が汚れるのを嫌うので、このような地面が土や砂だったりする地面の駐車場は不人気となります。

特に、草が生えるような土地にある駐車場は、整備が行き届いているとは言えないので不人気ですし、草が生えてくるとメンテンナンスを自分で行う必要がある駐車場もありますので、月々の駐車場代が安くなりやすいです。

3:街灯がなく暗い、見通しが悪い

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このような駐車場は、場合によっては通常の駐車場代の相場よりも安くなることがあります。

街灯がなく見通しが悪いといことは、窃盗やいたずらの対象になりやすいと思われることも多いので、嫌われる傾向があります。

ですので、借り手が少なく空きの期間が長くなると管理している不動産業者や管理者が駐車場代を下げる時があります。

見通しが悪かったり街灯がないのはネックですが、自宅の近くの駐車場であれば、安くて条件が良ければ借りるのも一考です。

4:周辺地域の駐車場に空きが多い地域

このような地域は駐車場代の相場が安い傾向があります。

周辺地域に空きが多いということは、その地域自体が不人気である場合も多く、そのような場合は駐車場がなかなか埋まらないものです。

ですので、通常の相場より安くなりやすですし、なかなか埋まらないとなると価格交渉ができる時もあります。

通常より安い相場である上に、さらに、駐車場代を安くできることもありますので、交渉次第ではかなりお得な価格で駐車場を借りることができます。

5:アパートなどの集合住宅の空きを借りる

意外と駐車場を借りる上で知られていないのが、アパートなどの集合住宅の駐車場の空きです。

東京都や神奈川県などでは、土地のスペースの都合でアパートの部屋数より大きめの駐車場がセットになっている集合住宅があります。

そのような駐車場は、入居者の方が2台の車を所有していると2台分貸したり、不動産業者に物件とは別に駐車場だけの募集をしていることも多くあります。

駐車場にも連絡先を記載していることも多々ありますので、そのような空き駐車場を借りるのも安い駐車場代の駐車場を借りる手段の一つです。

6:入口が狭い、わかりにくい

このような不便な条件がある駐車場は、駐車場代が安くなることも多いようです。

誰だって、できれば家の近くで交通量も少なく人通りも少なくて、止める際に便利な駐車場に止めたいと思いますよね。

ですので、入口が狭かったり、わかりにくい駐車場というのは避けられる傾向が高いです。

ただ、わかりにくいというのは最初だけですし、極端に狭いような入口でなければ安く借りられるチャンスでもあるので、駐車場代が安くなることを第一に考える方には良い選択かもしれません。

7.幹線道路沿いなど交通量が多い道路に面している

人通りが多いところや交通量が多い幹線道路沿いの入口が狭い駐車場だと、車をバックで入れなくてはならないのに車の流れがなかなか少なくならず、車を止めるまでに時間がかかりますし、事故を起こさないように神経も使います。

ですので、このような不便な駐車場は駐車場代を上げることができず、借り手もつかないことが多いので通常の相場より安くなります。

これは住宅でもそうで、家の駐車場が幹線道路沿いで狭い駐車場となる住宅は周辺地域の家より相場的に安くなる傾向があります。

駐車場も同じで、交通量が多く止めにくい駐車場は、駐車場代が安くなりやすいです。

8.不動産屋業者が仲介していない駐車場

東京都のような地域でも、不動産業者が仲介していない駐車場の募集を見かけることがあります。

このような駐車場は地面が砂や土の場合が多く、入口付近に張り紙などがされていて、駐車場の管理者(持ち主など)の名前と連絡先が明記してある場合が多いです。

このようなケースでは、不動産屋業者を通さずに駐車場を貸している場合が多く、直接交渉できるので駐車場代が安いことも少なくありません。

直接交渉するので、駐車場代の交渉が可能なことも多く、契約内容によっては値引き交渉ができる場合もあります。

9.立体駐車場を借りる

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この方法は、駐車場が高くなりやすい都市部以外でも有効な方法です。

集合住宅などでも限りある土地をうまく活用するために立体駐車場となっている物件も多いです。

このような立体駐車場では、2階や3階の方が駐車場代が安くなります。

デメリットとしては、出し入れする際に時間がかかることが多く、すぐに出かけたい時にも素早く出すことができないこともあります。

3階建ての立体駐車場の場合、1階はゲートが開けばすぐに出られますし、2階は3回のゲートが屋根代わりとなりますので、雪や雨の時にも有難いです。

ですが、3階の場合は、これらの条件と真逆となりますので、駐車場代が1階と2階と3階を比較すると駐車場代に差が出やすくなります。

10.ショッピングモールなどの全日駐車場を契約する

このケースは、大型スーパーの駐車場などに多く、全日駐車場(月極駐車場と考え方は同じ)の契約となります。

一例として、タイムズとイオンが行っている全日駐車場は、契約台数が30台だとすると、決められた区画に30台より若干多いスペースを確保して、月単位で駐車場を貸し出す契約となります。

ショッピングセンターや大型スーパーのの駐車場となりますので、安心して利用できますし、地域の月極駐車場よりも駐車場代が安くなることが多いです。

ですが、デメリットもあります。

駐車場の使用時間(車の出し入れが)制限される

一番のデメリットは、車の出し入れを行う時間帯の制限でしょう。

タイムズとイオンの一例では、午前6時から深夜1時までの出入庫となっており、これより他の時間帯での出入庫はできなこととなっています。

ですので、急に車を使わなければならない状況となっても、上記の時間以外の出入庫はできませんので、指定の時間での出入庫となります。

これは、大きなデメリットと言えるでしょう。

決められたスペース以外に止められない

ショッピングモールや大型スーパーなどでは、駐車場の台数が数百台あるようなところは、今や当然となっています。

ですが、全日駐車場の契約では指定されたスペースでのみの駐車が可能で、それ以外の駐車場を全日駐車場の契約として使用することはできません。

ですので、駐車場内であればどこでも良いというわけではありません。

駐車スペースが限定されるのもでデメリットの一つでしょう。

全日駐車場の契約をしているのに止められない

全日駐車場の契約での大きなデメリットとして、全日駐車場の契約スペースでも止めることができない場合もあるということがあげられます。

これは、どういうことかというと、土日やイベント時に駐車場が満車となり全日駐車場のスペースに一般のお客さんが車を止めていたとします。

このようなケースでは、全日駐車場の契約スペースでも止めることはできません。

つまり、全日駐車場の契約をしていても止められない場合もあるということです。

デメリットはあっても人気です

ただ、これらのデメリットがあっても全日駐車場の契約は、キャンセル待ちが出るほどの人気です。

もちろん、すべての募集でそうなっているとはいえないと思いますが、以前、私がインターネットを見て募集した時には30台の募集の枠に40台以上のキャンセル待ちとなっており、全日駐車場の契約を諦めた経験があります。

ですので、利用者からすると、これらのデメリットがあっても織り込み済みで、そのデメリット以上のメリットがあるということで借り手が殺到しているということでしょう。

高い駐車場代に悩んでいる方は、ショッピングモールや大型スーパーの全日駐車場の契約を検討してみても良いかもしれません。