フェラーリのリセールは？値落ちしないのには理由があった！

誰もが知っている高級スポーツカー、イタリアのフェラーリ。

リスールバリューが高いと言われているフェラーリですが、なぜ、フェラーリのリセールバリューが高いのかご存じですか？

フェラーリには人気が高くプレミアの付くモデルも多く、旧車と呼ばれる30年落ちのフェラーリなどが驚くほどの価格で落札されることもあります。

今回は、そのフェラーリの驚きのリセールバリューについて、どうして、そこまで高くなるのか。

フェラーリの売買の秘密を探ってみました。

買取査定実例：フェラーリ360モデナF1

1999年3月から2005年1月まで生産されたモデルで、当時のITバブルの影響でヒルズ族などが好んで所有していたフェラーリが360モデナです。

新車の車両本体価格は、1610万円～1730万円でした。

その360モデナですが、販売時期の最終モデルでも10年落ちとなっているのですが、当時の販売価格の半値ほどのリセールが残っているものもあり、走行距離の少ないモデルの中には程度の良い車両だと850～1000万の値段がつくこともあるそうです。

モデルがモデルだけに、走行距離の少ない車両が少ない状況ですが、買取査定の事例がありましたので紹介します。

※　年式は2000年式

グレード	ボディーカラー	走行距離	査定時期	査定相場
360 モデナF1	レッド	2～3万km	2016年06月	6,890,000円
360 モデナF1	レッド	2～3万km	2016年05月	8,743,000円
360 モデナF1	イエロー	2～3万km	2016年05月	5,685,000円
360 モデナF1	レッド	2～3万km	2016年04月	6,797,000円

フェラーリは一般の自動車メーカーとは違い、厳しい生産制限を設けて生産しているため、それだけでも1台1台の価値にプレミアが付くようになります。

トヨタが年間生産台数1,000万台を突破する中、フェラーリの年間生産台数は1万台もありませんから、この両社を単純に比較しても1,000倍の差があるわけです。

需要と供給の関係だけ見ても、フェラーリの中古車が値落ちしない理由がわかります。

フェラーリは納期が長いことでも有名で、ライバル車のランボルギーニとともに納期が長いメーカーとして知られています。

数カ月待ちは当たり前で、半年待ちや1年待ちの納期（それ以上）もあり得るのがフェラーリの特徴の一つでもあります。

では、それが、中古車市場にどのように影響を与えるのでしょうか。

例えば、納期が1年待ちになるモデルが販売されたとしても、当然、販売当初から入手できる運の良い方もいるワケです。

そうすると、半年ほど所有した後に売却する人が出てくるのですが、納期を待てずに中古でも良いから購入したいと思う人が中古車が高くても購入するのです。

中には、新車より中古車のほうが高くなるレアなケースもあるのだとか。

ですので、フェラーリはリセールバリューが高くなるということです。

こうなると、フェラーリに乗ることではなく所有することに価値を見出す向きがいるのも必然となります。

もちろん、所有する分にはフェラーリにも乗ることもあるかもしれませんが、そうではなく、投資目的のみでフェラーリを購入する人もいるようです。

特に、旧車と呼ばれるほどに古いモデルとなるとオークションで億単位で落札されることもあるので、絵画投資などよりよほど儲かると言われていて、新車から30～40年経ったモデルが高値で落札されることも珍しくないようです。

そのような人の中には、投資で有名である株式投資や絵画投資より確実に儲かるのがフェラーリの売買だと言われるくらい、フェラーリのリセールは高止まりしたままとなります。

投資というよりは投機のような側面もありますが、フェラーリの売買で儲けている人も実際にいるようです。

これまで、フェラーリのリセールバリューは極端に高く、新型モデルについては1年する前に売却すると新車価格より中古車価格のほうが高くなったり、投資としてフェラーリの売買を行っている人がいることも紹介しました。

ですが、フェラーリは高級車であるが故に手放す時の問題もあります。

一般の国産車のように、高級車であってもノウハウを持っている大手買取店などは高く買うこともできますが、フェラーリのように一桁多い価格となると、大手買取店でも買い取るのに二の足を踏む買取店もあるようです。

ですので、フェラーリがいくらリセールが良いと言っても狙い通り高く買い取ってもらえないこともあります。

高く買い取ってもらうには、フェラーリの売買にノウハウのある専門店が良い場合もあります。

ですが、昨今では、国内大手の買取店では外車の買取を行うようになってきました。

買取店最大手のガリバーでは輸入車専門の店舗があり買取強化しているので、実際に買取強化している車種にはBMW、ベンツ、アウディ、フェラーリ、ポルシェ、アストンマーティンなどがあります。

買取店大手のアップルもBMW、アウディ、メルセデスベンツ、フォルクスワーゲン、オペル、ポルシェなどの買い取りを強化していますし、ビッグモーターも外車の買取に力を入れています。

何より、支払いなどの面でも信頼性が高い買取店ですので、国内大手の買取店でフェラーリの査定を受けてみるのも良いでしょう。

なるべく多くの買取店で査定を受けるためにも、一括査定などを利用して、より多くの買取店を競合させるようにすると高額査定を実現することも可能となります。