caf71acb49723b1e23ba9c44bc2a93ed_s

できるだけ高く売りたいと思うのなら、車はきれいに越したことはありません。

車内の汚れや臭い、シートのシミやタバコを吸っている場合にはシートを焦がした跡などは、車の買取査定ではマイナス査定となりますし、何より、傷だらけの車が高く売れることはないですよね。

だからこそ、愛車を売る時には、できるだけきれいにして売る必要があるのです。

ですが、何年も付き合ってきた愛車を完璧にきれいにすることは難しいですし、何より、高く売るために費用が掛かりすぎるようでは本末転倒です。

では、車の買取査定を受けるときに、私たち一般ユーザーにできる事とは何なのでしょうか?

今回は、車の買取査定を受ける際に、前もって準備できる裏技ことを調べてみました。

1、買取査定は見た目がすべて?外装の傷はどうする?

6bde2306cea2a5df686848ab44625520_s

車に乗っていることで避けられないことの一つに、外装につく傷の問題があります。

どんなに気を付けていても、アスファルトの道路を走行していれば小石は飛びますし、砂利道を走行していても小石や土などが当たったり付着したりしますし、肉眼では見えにくい道路から巻き上げた鉄粉などもボンネットには付着しています。

ですので、車を走行させている以上は無傷で車を保つことはほぼできません。

では、車買取査定を行う際には、傷はできるだけ修復したほうが良いのでしょうか?

傷は原則、直さない

ボディに付いた傷の修復は、一般のユーザーには難しい専門知識と技量が必要な作業となります。

ボディのヘコミやバンパーのヘコミや角を潰したりしてしまったり、街中を走行しているといろいろな状態の車を見かけますよね。

このような状態となった場合は買取査定を受ける時にマイナス査定になりますが、修理をしたとしてもマイナス査定の評価以上に査定額が高くなることは、ほとんどありません。

ですので、高い費用を支払ってまで修理する意味があまりないのです。

修理キットなどを使って修理することができる方もいるとは思いますが、一般ユーザーのほとんどが修理をすることはできないと思います。

それに、傷やヘコミのある状態より余計に不具合箇所が目立ってしまったり状態が悪くなってしまっては、せっかく苦労して修理したとしても無駄になってしまうこともあります。

ですので、傷やヘコミがあったとしても、その状態のまま査定を受けたほうが良いです。

ドアノブ付近の傷はワックスやコンパウンドできれいに

ただ、一般ユーザであっても簡単に傷を目立たなくすることができる箇所もあります。

その代表的な箇所がドアノブ付近の小傷です。

ドアノブ付近は、最近では減ったもののドアの開閉に鍵を使うことによりドアノブ付近に鍵で傷をつけてしまったりすることも多いと思います。

キーレスエントリーであっても、ドアノブを引いて乗車することは変わりありませんから、ドアノブとボディの間の隙間に爪の引っかき跡が付いてしまいます。

ですので、このような簡単な箇所は自分で目立たなくすることはできますから、バンパーのヘコミや傷とは異なり作業も簡単ですし、やっておきましょう。

2、車内は臭う?愛車の臭いは自分では気づかない?

aee3f379db2ac89163cf3fe5ba1416f2_s

車の傷と同様に、車買取査定で大きな評価要素となるのが車内臭です。

車内の臭いは家の臭いと同じで、他人の臭いには敏感ですが自分の臭いというものは鼻が慣れてしまっているので気付きにくいものです。

他人の臭いが不快に感じされることがあるように、自分の臭いも他人にとっては不快と感じられることがありますので、車内臭がひどい車は評価が大きく下がってしまいます

ただ、車内臭も車の傷と同様、多額の費用をかけてまで臭い対策をするというのは限界がありますから、できることを行った上で除去することができない場合は、そのまま売却したほうが得策といえることもあります。

タバコ臭は車内臭の代表格!対策は?

近年では、車の灰皿の設定がない車が多くなり、それと同時に車内でタバコを吸う人も減っているような印象を受けます。

ですが、車内でタバコを吸う方もいると思います。

このタバコ臭は、車内臭の中でも悪影響となる代表格のようなものですし、非喫煙者にとってタバコ臭というのは本当に不快なものです。

それに、タバコ臭だけでなく、車内にべったり付着してしまうヤニ汚れも大きな問題の一つでしょう。

日頃からタバコを吸う時には換気のために窓をわずかでも良いので開けておくこと、運転席と対角線上にある窓を開けて換気を良くする工夫をするなど、少しでもタバコ臭の影響を抑えられるような配慮が必要です。

ペット臭も嫌われる?

ペットを飼っている以上、車内がペット臭に影響を受けるのは避けられません。

家族で出かける時にペットも一緒に連れて行ったり、動物病院へ連れて行く時に車に乗せたりと、ペットを飼っている方からすると家族同然ですから車にペットを乗せて移動することも多くなります。

ですが、車を売る場合にはペット臭はタバコ臭と同様に臭いがするようですとマイナス査定になりやすいです。

ペット臭もタバコ臭と同じように完全除去は難しいですから、日頃からペット臭が車内に残らないように換気をする工夫などをして、できるだけ影響が少ないようにしましょう。

エアコンのカビ臭は査定に影響するのか?

車のエアコンは、社内にあるエバポレータと呼ばれる部位で冷却されることにより涼しい風が作られるシステムとなっています。

当然、エバポレータには水滴が付着しますので、放っておくとカビが発生・付着して、青の不快な臭いを発生します。

通常の使用ではエバポレータを清掃などはしませんから、年々、エバポレータやエアコン内部の臭いが伝わってエアコンの異臭の原因となるのです。

エアコンの臭い対策は簡単なものもありますので、できるだけ、定期的に清掃しておくことをオススメします。

エアコンの送風口からスプレーするだけで臭いを防止するものもありますから、このような安価で効果のあるものを使用して臭い対策をするのも良いでしょう。

3、タイヤが減っているとマイナス査定になる?

c749c49e4405dc4ef94ac3b02eb621a3_s

タイヤは、車を走行させている以上は劣化・摩耗は避けられませんよね。

車の買取査定でもタイヤの残り溝は査定項目の一つとしてありますし、当然ですが、車検に通らないようなタイヤはマイナス査定となります。

あとは、車を改造することによるタイヤの片減りなどは、見る人が見れば車の運転の仕方がわかってしまうといいますし車を乱暴に扱っていると査定時にわかるそうです。

これでは、いくら車をきれいにして行っても、どこかに発見しにくいようなマイナスポイントなないかと粗探しされてしまいます。

日頃から、正しく運転させることも必要です。

無論、極端な車高を低くする行為などは、このようなタイヤの片減りを招く原因にもなりますからマイナス査定の原因もなります。

使用年数に見合った減り方ならOK

当然ですが、車で走行するということはタイヤを消耗させていることと同様の行為ですから、装着している期間が長ければ長いほどタイヤの消耗も激しくなります。

ですので、このような使用年数に見合った減り方をしていると判断された場合は、それはごく自然なことですから極端なマイナス査定にはなりませんので、わざわざ、タイヤ交換をして査定をする必要性はありません。

ただ、車の買取査定を行う際には車の見た目は重要ですから、タイヤの溝がないとしてもタイヤワックスなどをかけるなどして、できるだけタイヤをきれいにした状態で査定を受けると良いでしょう。

これならば、費用的な負担もわずかで済みますし手軽にできる方法だといえます。

4、内装はできるだけきれいにする!その方法は?

4d091fd3f337ba0f57d160c19c758af6_s

車は見た目が重要ですが、車内がきれいであるかどうかも重要な評価基準です。

車内臭も、言ってみれば車内がきれいかどうかの一つの判断要素ですから、内装がきれいであるに越したことはないです。

ダッシュボードやドアパネル、シートにフロアマット、フロアマットの下の汚れや使徒とボディの隙間の汚れ、エアコンの吹き出し口のホコリやメーター周りなど、あげればきりがないほど多くの箇所が汚れていることがわかります。

これらの汚れは、愛車が中古車となった時に売れるかどうかの大きな判断基準ですから、買取査定を行う際にできるだけきれいにしておくことは当然の対処です。

それに、これらの車内掃除・清掃は、器具や特別な洗剤などは不要でできますし、費用も安価で費用対効果も抜群の方法です。

だからこそ、査定士もきれいにしているか見ていますし、こんな簡単なことができないのなら、この車には問題が多いかもしれないから慎重に査定しよう、と、思われる原因にもなりやすいです。

愛車を高く売るには、できることは確実にやる!これが大切なことです。

シートのシミや汚れは叩け!強く拭くのはご法度

シート生地の多くはシミを吸い込んでしまう素材でできています。

ですので、ファミリーカーでは子供たちがこぼしたジュースやお菓子のカスが大量に付着していますので、これらの汚れを除去しないままの状態で査定を受けるとマイナス査定の要因となります。

できるだけきれいにしておきたいところですが、シートのシミや汚れは拭く際にこすってしまうのは危険です。

このように汚れを拭いてしまうとシートの奥に汚れが染みこんでしまったり、シートの素地を傷めてしまうこともあるので、このようなシミや汚れは叩いて拭くのがベストです。

少し湿らしたウエス等で汚れを吸い出して除去し、その後に乾いたウエス等で叩くように汚れの拭き上げの仕上げをしましょう。

特に、シミ汚れはこすってしまうと汚れが広がってしまうこともあるので慎重に対処しましょう。

ダッシュボードやドアパネルもきれいに

ダッシュボードやドアパネルもきれいにしておきましょう。

ダッシュボードはホコリがたまりやすいですし、エアコンをデフで使用するとエアコン内部の汚れもダッシュボードにたまります。

喫煙車だとダッシュボードにも大量のヤニが付着していますので、水拭きと乾拭きで仕上げましょう。

汚れが酷く落ちにくい場合は、ウエスに洗剤を少量だけ染み込ませて拭きあげると良いでしょう。

ドアパネルはよく触れるところでもあるので、こちらも同様に水拭きから乾拭きまで行って、できるだけきれいにしましょう。

それと、見逃しがちなのがドアポケットです。

最近では、ドアポケットにペットボトルを置けるようになっている車も多くなっていますので、このようなところに汚れがたまっていないかチェックしましょう。

このような気付きにくいところほど注意するべきです。

なぜなら、このような箇所を査定士は必ずチェックしているからです。

気付きにくい箇所でもきれいにしているのか?気づきやすいところさえも汚いままなのか?

どちらの車の方が査定額が高くなりやすいかは誰の目にも明らかですし、どちらの車の方が大切に乗られてきたのか、査定士がどう判断するかは考えるまでもないでしょう。

あとは、エアコンの吹き出し口もホコリ等の汚れがたまりやすい箇所ですから、濡れたウエスで拭きあげて乾拭きすると良いです。

メーター周りもホコリや細かい異物もありますし、メーターパネル自体も汚れていますので拭き上げしたほうが良いです。

5、車を売るための必要書類を把握しておく

308a3c33a2c5ae68c851be45be0ef71b_s

これは、一見関係ないように思えますが、実は重要なのです。

なぜなら、買取店は車を売ってくれるユーザーしか相手にしないからです。

例えば、車を売るかどうかわからないのに査定をしにきた人と、車を売る時期まで具体的に話す人とは対応が違います。

つまり、大胆な言い方をすれば、売る気もない人に営業している暇はないということです。

だからこそ、車を売るための必要書類などを調べておくと「このお客さんは本当に売る気があるのだな」と、思ってもらうことができるわけです、つまり、査定士が冷やかしではないということを判断するわけです。

売ってもらえるとわかれば、査定士は黙っていても一生懸命に営業していきます、こちらが望んでなくてもです。

逆に「売る時期はわからないけど、査定だけしに来た」なんて正直に話そうものなら、具体的な金額なんて言ってくれません、ほぼ100%の確率で。

なぜなら、相見積もりの材料にされることを警戒しているからです。

だからこそ、車を売る時に必要な書類などを知っていると、当然ですが査定士は売るために調べてきたのだな、と、判断するわけです。

車を売るための必要書類一覧

  • 車検証(自動車検査証)
  • 納税証明書(自動車納税証明書)
  • 自賠責(自賠責保険証)
  • 印鑑(実印)
  • 印鑑証明(印鑑登録証明書)
  • リサイクル券(自動車リサイクル券)

6、愛車の買取事例を調べておく

当然ですが、買取店の査定士と交渉する際には愛車の査定相場を把握しておく必要があります。

愛車の査定相場という判断材料なしに交渉することは、まさに、安く買ってもいいですよ、ということと同じなのです。

これは、大げさな話でも何でもありません。

例えば、あなたが愛車の査定相場を知らないまま査定をしに行くとどうなると思いますか?

まず、査定相場を知らないから査定士に査定相場を聞くことになりますよね?それは当然です、査定相場を知らないのですから。

イエローブックやレッドブックと呼ばれる車の買取に使用するような資料を提示されて、都合よく買取額を提示されて安く買われてしまうのがオチです。

このような状況で、わざわざ、査定士が高く買い取ると言うでしょうか?答えはNoですよね?

査定士は、会社に1円でも多くの利益を残すために少しでも安く、あなたの愛車を買い取ろうとしますし、買取店は会社として利益を出さなければいけないわけですから、できるだけ安く買いたいのです。

つまり、査定相場を知らないお客さんはキツい言い方をすればいいカモなんです。

ですが、愛車の査定相場を知っている(ような雰囲気のある)お客さんだとしたら、安く買取相場を伝えることはできないですよね?

お客さんが知っている査定相場より安ければ買えないことがわかっているからです。

査定士は安く車を買い取りたいのですが、車を買取りできないことも、また、いけないわけでなんです。

ここに、査定士の苦しい事情があります。

私たち一般ユーザーが高価買取を達成するには、この”査定士の泣き所”を攻めるしか方法はないのです。

7、高価買取を達成する唯一の方法とは?

bf81abaf65aa92c4150e7c55ebe68a3b_s

このように、買い取りをするには安い査定相場じゃ買えないかも・・・と、査定士に不安を与える方法でしか高価買取はできません。

それと、査定士に高価買取の条件を出させるには”査定相場を知っている(ような雰囲気)”ことが重要だと言いました。

では、どうすれば、愛車の査定相場を的確に調べることができるでしょうか?

それが、インターネット無料一括査定です。

インターネット無料一括査定とは、ガリバーやアップル、CMでもお馴染みなカーチスやカーセブンや急成長中のビッグモーターなどの大手買取店が登録している一括査定サイトです。

これらの大手買取店が一斉に査定をするシステムとなっているので、競争していることを買取店同士が把握しているので、他店に買われないように、できるだけ高値で査定を出すしかなくなるのです。

確かに、買取店は安く買取りしたいのですが、でも、車を買取りできないことも、また、痛手となるのです。

車を買い取ることができないということは買取店からしたら失敗したのであって、儲けの原資となる車を買取りできないことにより買取店は利益を1円も出すことができなくなってしまうわけです

だから、一括査定で他店と競合するとわかっていると、高くは買取りしたくないが高くするしかなくなるのです。

今現在、一般ユーザーが高価買取を達成する方法で、これ以上の方法はないでしょう。

複数の買取店が他店に買われないようにするから買取相場が高騰する、そして、1台の車に複数の買取店が買取を名乗り出る、需要と供給をうまくとらえた査定方法だから高価買取が実現するということです。

車を高く売るには、まずは、愛車の正しい価値(査定相場)を知ることからはじまるのです。