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車の買取査定業界では、中古車は1台たりとも同じ車はない!と、言われています。

同じ車種でも買取額が高くなったり、反面、安く査定されてしまうこともあるのが買取査定業界では日常茶飯事です。

では、同じ車種なのに買取査定に差が出てしまうのはなぜでしょうか?

買取査定で高額査定を受けるために有利な要素となるのはどういうことなのか?安く買い取られてしまう原因は何なのか?

今回は、買取査定に影響を与える要素を調べてみました。

高額査定を狙える車にはどんな特徴があるの?

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あなたが大事に乗ってきた愛車を売却する時に気になるのが査定額ですよね。

車の買取査定ほど難しくわかりにくいものもありません。

同じ車種でも時には数十万円の差がつくこともありますし、査定士によっては程度が良さそうな車でも厳しい査定を行うケースも多く、信じられないくらいに買取価格に差がでる場合も多々あるのが車買取査定の業界の実態です。

ですが、買取査定で買取価格を算出する際にはその基準となる要素があります。

車の年式の影響多し!高年式・低年式って?

どんなに人気の車種でもマイナーチェンジやフルモデルチェンジを経て、車のデザインは変わっていきます。

クラウンやカローラなどの人気の車種でも、デザインって変わっていきますよね?

古く走行距離が多くなればなるほど故障のリスクも高くなりますし、現在の車は旧来の車より走行性能や燃費が向上していますので、当然ですが、新しい年式の方が査定額が高くなります。

車の色でも査定に差がでる!?人気のカラーは?

一般的に、白色(ホワイトパール)や黒色(ブラックメタリック)などの色が人気色と言われています。

特に、ホワイトパールは新車購入時に元々からオプション色であることが多いため買取査定では人気色となり高額査定が出やすいカラーだと言われています。

次いで黒色が人気色であると言われています。

ちなみに、今から新車を購入する方への豆知識ですがCMやポスターで扱われる色(いわゆるイメージカラー)は買取査定にはマイナスの傾向が強いです、イメージカラー=買取査定が高くなる色ではないのです。

これは流通量から推測される要素で、イメージカラーは傾向として出荷台数が多くなるので中古車市場にも多く出回ることになり、結果、買取査定には不利になりやすいということなんです、需要と供給の原則ですね。

ですので、黒色が嫌いでパールホワイトはオプションでお金がかかるから嫌!という方は、銀色などの色にしておくと良いでしょう。

傷・ヘコミなどの外傷が少ない

これは、我々一般ユーザーでもわかりますが外装に傷やヘコミなどがない方が当然ですが高額査定をゲットしやすくなります。

見た目の問題もそうですが、お気に入りの中古車を購入できたのにすぐに修理が必要だなんて出費もかかるし面倒なので誰だって嫌ですよね?

ただし、あなたが買取店に出す場合は逆で絶対に自分で修理作業をしないでください。

中途半端に修理してしまうと買取査定がさがることが多いですし、修理しないほうが見た目が良かったなんてことは往々にしてあるので、失敗してしまってから気付いても後の祭りです。

板金屋さんや修理業者にも出さないでください、修理費より査定額が上がることはほとんどありませんから傷やヘコミはそのままにして買取査定を受けてください。

内装が綺麗に保たれている

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プロのような整備を心がけろということではありません、あなたができる範囲で結構ですから、常日頃からこまめに掃除をしている要素があると査定額が高くなる傾向があります。

これは、掃除をしたから査定額が上がるのではなく綺麗な車だから大切に乗られてきたのだろうと思わせる要素にもなるんですね。

買取査定はプラス要因だけでなく、マイナス要因をなくしていく努力も大切ということで、内装を綺麗に保つことにより買取査定を安くされることへの抑止力にもなります。

車検残は高く売れる!

残りの期間によりますが車検残がある場合は買取査定が高くなる傾向があります。

中古車でも車検2年付き(整備費用が販売価格に含まれる)は禁煙車などと同様、人気の要素の一つです。

当然、買取査定でも高くなる可能性があります。

ただし、だからと言って新規に車検をとっても買取査定が車検費用以上に高くなることありませんので、車検切れの車はそのまま買取査定に出すのが定石です。

洗車を定期的にしている

定期的に洗車をしている車というのは、あまり洗車をしていない車に比べて細かい箇所の汚れなどが少ない分、買取価格が高くなる傾向があります。

査定士は、一般の方が見ないようなところで汚れがつきやすい箇所を把握していますので、雑に扱われてきたのかどうかを車体の汚れで判断することもあります。

実際に定期的に洗車している方が良いですが、そうではなくても、洗車する時には細かい箇所も気にして洗車している車の方が好印象になりますので、プラス要因というよりはマイナス要因をなくし、少しでも買取査定を有利にしたい場合などに洗車は効果的な方法だといえます。

タイヤの溝にも注意!?バッチリ見られます!

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疎かにしがちなタイヤの整備。

ですが、買取査定ではこのタイヤの状態により査定額に大きな影響が出ます。

車検整備の観点からも1.6ミリ以上の溝の深さがなければ車検にとおりませんので、このようにタイヤの溝が浅くなった場合は査定時にマイナス評価となり減点されます。

一方、5ミリ以上の溝の深さがあるとプラス査定となります。

ですが、新しくタイヤを新調してもタイヤの購入金額以上に査定額が高くなることはありませんので、タイヤの溝が浅い場合はそのまま査定してもらうようになります。

現在の車から買い換える車のタイヤのサイズが異なる場合で、スタッドレスタイヤなどを持っている場合で、そちらのタイヤの溝が深い場合は履き替えることでマイナス査定を回避することも可能な場合があります。

事故歴・修復歴などは正直に!隠したら負け!

事故歴や修復歴は中古車販売の場面では、当然ですがマイナス要素となります。

ですので、そのようなことを査定士に隠す方がいますがこれは絶対に避けてください!

彼らはプロですからほとんどの修復歴を見逃さずに見抜いていき、あなたからいかに安く車を購入するかに全神経を集中させていますので嘘をついても見破ります。

もし、あなたが隠し通そうとして嘘をついた場合、その後、査定士が思うことは何でしょうか?

”このお客さんは嘘をつくから車に他にも問題があるかもしれない”

そう思うのは当然ではないでしょうか?

こうなると、あなたと査定士の間の信頼感はなくなりますから高額査定など夢のまた夢です。

あなたから積極的にいう必要はないですが、修復歴や事故歴を具体的な箇所を指摘されて聞かれた時には正直に答えましょう。

隠しても査定士はわかっているので、余計不利になります。

マイナス査定になる項目は何がある?

車の買取査定の際にプラス要因もあればマイナス要因もあります。

人気のある車も、このマイナス要因があることで買取査定に大きな影響をおよぼすことがあります。

その要素とはどのようなことがあるのでしょうか?

車は若さがすべて!?こんなに大きな差が!

中古車は高年式の方が高く売れます。

それは当然で、年式が新しい方が燃費も良いし性能だって上がっていることが多く、故障のリスクも少なくなるわけですから、同じ車種でも価格の開きが許容範囲ならば新しい年式の車を購入しますよね。

前のオーナーの乗り方にもよりますが、内装だって綺麗な可能性が高いですから好まれます。

ですので、低年式の車はマイナス要因となりやすいです。

走行距離は車年齢の証し?

年式と比較されるぐらい検討される要素で多いのが走行距離です、中には、低年式でも走行距離が少ない中古車を好む購入者もたくさんいます。

なぜなら、年式が低いと価格的にお得感が増すからです。

ですが、このようなケースはそう多くありませんよね。

年式が古ければ走行距離が伸びやすいのは当然ですし、走行距離が短いとエンジンやミッションなどの負担も少ないと考えるのが普通ではないでしょうか。

ですので、多走行の車は査定額が低くなりやすいです。

あなたの好みがマイナス査定になるワケ

車のボディカラーも買取査定においては大きな要素となります。

平均的に日本人は派手な色は好まないと言われていますので、赤や黄色や紫などは車のカラーとしてはマイナスというより不人気色となるので買取査定に多少なりとも影響があります。

逆に、パールホワイトや黒色(メタリック)などは人気色と言われていますので、車のボディカラーでも買取価格に差がでることが多く見受けれらます。

車は見た目が命!傷やヘコミについて

車の外装が傷だらけの車ってたまに見ませんか?

擦り傷やヘコミ、時にはバンパーが割れていたりする車を見かけることがありますが、そのような車はマイナス査定の対象です。

誰だって積極的に故障している車を高く買うことなんてしませんし、気に入った車の外装にヘコミや傷などの問題があったならば販売価格に含まれるように交渉することもありますよね。

ただし、買取額に影響があるからといって修理に出してまで買取査定を受ける必要はありません。

ほとんどの場合、修理した費用のほうが高くなりますので、あなたの車に傷がある場合は修理せずにそのまま買取査定を受けるようにしましょう。

査定士が一番厳しく見るにはここだ!

実は、中古車を購入する際に購入者がもっとも気にする要素があります、それが、車内臭いです。

タバコ臭や食べ物の臭い、ペット臭などがキツイと人気の車種でもなかなか売れません。

中古車を購入する方はその臭いと長い間付き合っていくわけですから、どんなに気に入った車でも購入する際に慎重になるには想像に難くないです。

それと、車内臭が厳しく見られる原因の最大の理由は完全に除去できないことにあります。

どんなに清掃をしても車のシートやドアの内張り、ガラスの内窓の汚れやシートに染み付いた汚れや臭いを新車当時のように全くしない状況にはできません。

あと、ペット臭も気になります。

初めて訪れるお家でもペットが居るとすぐに臭いでわかります。

禁煙者は喫煙者がそばを通すとすぐにわかりますし、臭いが人間に及ぼす影響は多大にあります。

それぞれの家にそれぞれの臭いがあるように車にも臭いがあるのはある程度仕方ありませんが、ペットを飼っていない人はペット臭が気になりますし、タバコを吸わない人はタバコ臭が気になるものなのです。

このような理由から、車内臭はマイナス査定の大きな要素となります。