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出典:http://www.mazda.co.jp/cars/demio/feature/design/

2015年の販売台数は7万台を突破、クリーンディーゼルとスカイアクティブで人気のデミオ。

現行4代目デミオは、コンパクトカー市場でも人気があり、クリーンエネルギー自動車等導入費補助金(CEV補助金)の対象となっており、現在でも好調な販売台数を記録しています。

そんなデミオですが、その人気から従来のデミオより乗り換えるユーザーも多く、買取店やディーラーの下取りでも多くの車が流通しています。

今回は、買取店や下取りに出されることも多いデミオの10年落ちの査定相場を調べてみました。

10年落ちのデミオの査定相場は?

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出典:http://www.carsensor.net/catalog/mazda/demio/

グレードボディーカラー走行距離査定時期査定相場
デミオ カジュアルブルー7〜8万km2016年06月50,000円以下
デミオ エアロアクティブゴールド6〜7万km2016年06月50,000円以下
デミオ スポルトブルー5〜6万km2016年05月50,000円以下
デミオ カジュアルブラウン5〜6万km2016年04月50,000円以下
デミオ カジュアルスタイリッシュ Mグレー6〜7万km2016年02月50,000円以下
デミオ カジュアルレッド6〜7万km2016年02月83,000円
デミオ カジュアルパープル9〜10万km2016年02月50,000円以下
デミオ カジュアルブルー7〜8万km2016年01月67,000円
デミオ スポルトレッド8〜9万km2016年01月50,000円以下
デミオ エアロアクティブブルー7〜8万km2016年01月50,000円以下

現行デミオの印象が強烈すぎる?

2014年からデビューした現行4代目デミオは、クリーンディーゼルエンジンでクリーンエネルギー自動車等導入費補助金(CEV補助金)の対象となり、その高い燃費性能が評価されています。

従来の”マツダ地獄”と言われていた時代を乗り越え、マツダ独自のクリーンディーゼルやスカイアクティブなどの付加価値を付けた現行デミオは、運動性能や機能面でも大きく進化して評価されるようになりました。

10年落ちのデミオとあっては、当時の販売合戦による大幅値引きの影響もあって、元々、他社製の車に乗り換える際の下取り価格が他社の新車ディーラーでは付きにくく、下取りに難があるメーカーと言われることも多くありました。

現行4代目のデミオが高評価を受けている理由は他社にはないクリーンディーゼルなどの技術があってのことですが、10年落ちとなる2代目デミオには、そのような付加価値はないような状況です。

それに、”マツダ地獄”と言われる不利な面もありましたから、査定相場が厳しくなることも自然な流れと言えるかもしれません。

走行距離別の買取相場の変化

走行距離別に見たデータでも、買取相場の厳しさは変わりません。

コンパクトカーが人気車種の多いジャンルだとしても、ライバル車のフィットやヴィッツなどと比較しても大きく水をあけられている状況となっています。

これらのデータより、デミオの10年落ちの車両は10万km未満であっても買取相場で苦しい査定結果となることが予測されます。

グレード別に見ても、当時のハイパワーユニットとして販売されたスポルトやエアロアクティブでも大差なく、ベースグレードに近いグレードと大きな差はありません。

走行距離買取相場の平均額
走行距離範囲:0~2万km平均額:18万円
走行距離範囲:2~4万km平均額:12万円
走行距離範囲:4~6万km平均額:8万円
走行距離範囲:6~8万km平均額:6万円
走行距離範囲:8~10万km平均額:5万円以下
走行距離範囲:10~12万km平均額:5万円以下
走行距離範囲:12万kmオーバー平均額:5万円以下

10年落ちのデミオを高値で売るには?

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出典:http://response.jp/article/img/2014/08/14/229979/726380.html

上記のデミオの買取相場を見ると、人気のコンパクトカーだと言っても簡単に希望額で売ることはできないようです。

突然、買取店に行くような査定の仕方では安値で買われてしまうのがオチでしょう。

それと、10年落ちのデミオを売る場合は、乗り換える車により最適と思われる売り方が変わってきます

他社製の車に乗り換えるのか、マツダ車に乗り換えるのかで売り方を変えるのがベストだといえます。

10年落ちのデミオから他社製の車に乗り換える場合

この場合は、下取り車にする場合は大きな期待を持たないほうが良さそうです。

事実、トヨタや日産やホンダ車へ乗り換える際の下取り額は、前述の表より安くなる可能性のほうが多いです。

なぜなら、通常、下取り額が買取額より高くなることはないからです。

過去には、新車販売時に大幅値引きをして販売台数を稼いでいたマツダ車は、ユーザーが他社の車に乗り換える際に大幅に価値が下がり、結局、マツダ車への乗り換えしか選べないという”マツダ地獄”という現象もあったので、その名残りもあり、他社で新車を購入する際にマツダ車を下取り車にするとまともな金額が付かないことが多かったのです。

2代目デミオも、このマツダ地獄のターゲットとなりやすい面があることは否めないでしょう。

ですので、他社の新車ディーラーで車を買い換える場合は、車買取店が登録するインターネット無料一括査定を使って、買取店で査定をしてもらうようにしましょう。

インターネット無料一括査定を使って、デミオを少しでも高く売る工夫をしないと廃車になる可能性もあります。

10年落ちのデミオからマツダ製の車に乗り換える場合

この場合は、下取り車として有効活用できる可能性が圧倒的に高くなります。

もちろん、マツダ車を乗り継ぐからという理由もありますが、他にも大きな理由があります。

それが、クリーンエネルギー自動車等導入費補助金(CEV補助金)です。

クリーンエネルギー自動車等導入費補助金(CEV補助金)は、下記の計算式で算出されます。

クリーンディーゼル補助金=(メーカー希望小売価格-基準額)×補助率

ただし、車両本体の値引き額が(メーカー希望小売価格-基準額)を下回るとCEV補助金がもらえなくなるので、車両本体価格を値引きし過ぎると、場合によっては、旨味がなくなってしまうわけです。

例として、CEV補助金の対象となるデミオに乗り換えると最高で50,000円のCEV補助金が出ます。

ただ、5万円では、車両本体の値引きとしては低水準と言わざるを得ない額でもあります。

そこで、下取り車となるわけです。

新車の車両本体価格は値引きできない代わりに、下取り車の価格を上げてもらうわけです。

これが、マツダ車に乗り換える際に、他社製の車に乗り換えることとは違う大きなメリットとなるわけです。

下取り車の正しい価格を知るには?

ただし、車の買い替えの際には、他社製の車だろうとマツダ車への乗り換えだろうと買取店での査定は必要です。

なぜなら、下取り車として出すにも買取店へ売却する場合でも、複数の買取店の査定額を知る必要があるからです。

基準となる査定相場を知ることにより、下取りに出す際や買取店他店で査定してもらう際にも、不当に安く買われるのを防ぐことになるからです。

査定相場を知るということは、あなたの愛車の正しい価値を知るということでもあります。

ただ、買取店で査定を受けると行っても、一日に何店も回ることはできないですし、車買取店が少ない地域もあると思います。

そのような場合にも、インターネット無料一括査定は便利です。

家に居ながらにして、愛車の査定相場がわかるから、いちいち買取店へ行く必要もなく自宅で完了します。

この便利さが、インターネット無料一括査定が多くの人から支持を受けている理由です。