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昨今、日本でも台風の影響や地震・津波などの災害で川や海が氾濫して車が水没してしまう出来事が多くなっています。

事故や運転ミスで起きる水没などもあるでしょう。

一度、水没させてしまった車は不動車になる可能性もありますし、そうすると自走ができない車となってしまいますが、そのような場合は廃車にする他に手段はないのでしょうか?

水没した車を買取査定してもらうことは可能なのか?その方法はあるのか調べました。

水没車で動かない車に価値はない?査定は無理なのか?

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水没してしまった車は、通常、自走することができなくなりますので買い手がつかず廃車にされていくことが多いですが、実は廃車になるだけが水没車の本来の姿ではありません。

水没車には通常の車のように自走することができなくはなりますが、車としての価値があれば買取査定を受けることも可能なんです。

最近では、買取査定は出張査定となることが多く費用も無料で査定できる買取店も多くなりましたので、買取店に査定しに来る意志があれば水没車であっても査定を受けることはできます。

動かない車に査定額が付くカラクリ

車というのは色々なパーツの集合体ですから、ボディやシャーシなどの躯体、エンジンやミッションなどの機関系、タイヤやホイール・ブレーキなどの駆動系、内装機器などの部品など多種多様な構成で成り立っています。

不動車になり車としての機能を100%発揮できない状態であっても、エンジンやミッションが使える状態であったり、タイヤの溝が減っていない・ホイールに大きな傷がないなど、再利用できうるものが再販されることあります。

俗にいう”部品取り車”ですが、このように動かない車でも再利用できる部品があれば買い取りしてもらうことも可能なのです。

あとは、ボディは鉄として買い取りされることもあるので、水没して不動車となっても買取りしてもらえる可能性はまったくの0%ではありません。

買取査定は水没車でも諦めない!

このように、水没車であっても買取査定で値がつくこともあるのが車買取りの現状としてあるので、水没車だからといって諦めずに買取査定を受けてみることが重要です。

もちろん、車の状態にもよりますので必ず買取査定で買取額が付くとは言い切れませんが、水没車などの”ワケあり車”は廃車になることが当然だという思い込みから買取査定を受けようとも思いつかない人が多く、このようなチャンスを逃していることが多いです。

それに、ケースによっては廃車にする費用がかかる場合もありますので、そのような場合でも他社に買取査定をしてもらって無料で引き取ってもらうことに成功すれば、結果的には数万円の費用を節約できたことになります。

廃車費用は手続きや代行費用で数万円かかるとも言われていますから、このような無駄な費用をかけないという観点から見ても買取査定を受けてみるということは多大な効果があるのです。

水没車は知らせるべきか否か!?

ただ、水没車は買取査定において大きく不利になることは避けられませんから、査定においても大きくマイナス評価をされてしまいます。

こうなると、水没したことを隠すユーザーもいますが、はじめに言っておきますが水没車であることは正しく伝えたほうが良いです。

なぜなら、ユーザーにとって水没車であることを故意に知らせないことによる損害の影響が大きいからです。

瑕疵担保責任とは?違約金やキャンセル料の請求も!?

これは、瑕疵担保責任というものが買取査定を行った際にあり、もし仮に売却後に水没車であることをユーザーが知っていたということが証明された場合は、買取店の損害をユーザーが補填しなければならない場合があるからです。

買取店は悪質と判断した場合は瑕疵担保責任を徹底的に追求してきますし、最悪は裁判沙汰にもなるケースもありますので、後に発覚した時に大きなトラブルとなりますので、隠しておこうと思うことは避けたほうが良いでしょう。

大ごとにならないにしても、買取店側から買い取りの契約に関するキャンセル料や違約金を請求された上に売却したお金も返金することとなりますので、水没車であることを隠すと簡単に判断することは危険だといえます。

水没車の定義とは?

冠水車とも呼ばれる水没車ですが、その定義は一定となっておらず曖昧な部分もあります。

保険会社の水没車の定義は、エンジンが全て水中に埋没した場合と室内の状態ではダッシュボードの上まで水が浸水した状態になった車を水没車(水害車)と定義しています。

オートオークションの会場では多少の違いはあるものの、車の全体の高さから1/3程度の高さまで浸かってしまった状態で水没車と判断します。

現代の車は、助手席下やダッシュボードの奥にECU(エンジンコントロールユニット、または、エレクトロニックコントロールユニット)が備え付けられていることが多いので、シート下へ浸水しただけでもECUが機能しなくなるので車は動かなくなります。

このこともあり、タイヤ半分の高さを超えたりドアパネルの半分以上が浸水すると水没車と判断することもあるようです。

水没車を売る正しい方法とは?

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このように買取査定において大きなハンデを背負うことになる水没車ですが、何も車としての機能を果たせなくては買い取りされないわけではなく、部品取り車としても価値がある場合もあります。

海外では、モーターボートのエンジンに信頼性の高い日本の車のエンジンを使用する場合もありますので、車として動かなくてもエンジンや部品自体に価値がある場合は高値で買い取ることもあり、これが水没車が査定を受けることのできる理由でもあるのです。

インターネット無料一括査定などをうまく利用して、まずは、査定をしてみるだけでも良いかもしれません。

買取査定は愛車の価値を正しく知るということ

今や、愛車を売却する前に当然のように利用されるようになったインターネット無料一括査定。

インターネット無料一括査定は、ただ単に高額査定を引き出すということだけでなく、ユーザーが愛車の価値を正しく知る方法でもあります。

一昔前は、買取査定を受ける際には買取店へ出向き、査定士に車をみてもらうしかありませんでした、だから、買取店主導で買取査定が決定されていたのですが今は違います。

現在はインターネット無料一括査定で一斉に査定額を知ることができるようになっていますので、これを利用しない手はありません。

愛車の価値を知り、買取店に競合させることこそユーザーが納得のいく買取査定を受ける唯一の方法となるのです。

水没車でも買取査定は可能!愛車を高く得る方法

インターネット無料一括査定が凄いのは、大手買取店や有名買取店が多く登録していることもありますが、一番は一斉に査定額を提示するということ、これが肝心なんです。

1社のみに買取査定を依頼すれば、当然、その買取店の言い値で売ることになりますよね?

ですが、このインターネット無料一括査定は複数の買取店が一斉に買取査定を行うので買取店同士が奪い合いをすることになる激戦区となりますから、どうしても買いたい買取店は目一杯の査定額を出してきます。

仮に、ディーラー下取りで0円と判断されて買取りできないと言われた車でもインターネット無料一括査定では高値がつくこともあるのです!

だから、水没車は買取額がつくわけはないと諦めず、買取査定を受けるだけでも大きな意味があるのです。