kaizousya

昔から車バカなんて言葉があるくらい、車を改造するニーズというものはあります。

同じ車でも、改造することによって自分のオリジナリティが出せますし差別化を図ることによって、この世に二つとないクルマに乗ることも可能です。

ですが、あなたがこだわり抜いた車も必ず手放す時が来ます、手放す際に必ず行うのが車の買取査定ですよね。

今回は、あなたがこだわり抜いて愛着を持って乗ってきた車の改造が買取査定にどのように影響するのか?

プラス査定になる要素やマイナス査定となり減点されることもあるのか調べました。

改造車の買取はマイナス要素が多い?

af42b46c2573360acee12c19ad4963f2_s

車の改造と言ってもいろいろな種類の改造があります。

ホイールのインチアップや交換、タイヤ交換にエアロパーツの取り付けやオールペンと言われる塗装など、改造の種類も上げ続けたらキリがないくらいあります。

これらの改造を好むニーズは確かにありますが、買取査定にはどのような影響があるのでしょうか?

内装のカーナビやオーディオなどの電装の交換のケースも考えてみます。

カーナビで驚きの高額査定?新しい型なら査定に有利

車買取査定の業界では改造車は査定が付きにくいと言われています。

ただ、その中でも割と人気となるのがカーナビやオーディオなどの電装品です。

今では、カーナビは常識となっていますが性能を比較するとピンからキリまであり、多種多様な種類のカーナビがありますが、その中でもHDD搭載のものやDVDの再生機能(ナビと同時に操作できるものが人気)、地デジ搭載のモデルなどが人気のカーナビとなっています。

オーディオなどの電装品は、人気の高いメーカーのものやカーナビが取り付けてある場合は連動性のあるものや、ファミリー向けのミニバンなどでは子供用の車載モニターなどはファミリー向けには大人気の装備です。

外装のエアロパーツやインチアップしたホイールよりも内装を充実させているカーナビや電装品の方が人気が高い傾向があります。

車は旧来の男が楽しむものから家族で楽しむものとなり、ファミリーで出かけることの多い現代では見た目のドレスアップより室内の装備を重視する向きが多いようです。

おそらく、女性が財布を握っているという事情も大きく関わっていると思われます。

エアロパーツやタイヤやホイールは純正品だと高評価!?

昔は、新車ディーラーがエアロパーツを装着した車を販売するなんてことはほとんどありませんでした。

ですが、現在は異なり社外品のエアロパーツでも新車ディーラーがオプションとして装着させるグレードを作るなど、その様子は様変わりしています。

新車ディーラーからすれば保安基準さえ適合できれば良いわけで、販売するバージョンが増えればそれだけ販売力も上がるわけですから、より車の販売がしやすくなります。

ですが、一昔前まではエアロパーツといえば暴走族や車高が著しく低い車など派手で近寄りがたい印象がある車が多かったのですが、それは今は昔で新車ディーラーもその車にマッチするようにエアロメーカーに上手に作らせています。

ですので、純正品をベースにしたエアロパーツは人気の車となります。

社外ホイールとインチアップは紙一重

車の改造を好む層にとってホイールの交換やインチアップは基本ですので、ほとんどの改造車はタイヤとホイールを交換します。

ですが、タイヤやホイールの交換は乗り心地にも直結するためファミリー層には不人気な傾向が高いです。

確かに、見た目が良くなりますし他車との差別化も図れるのですが乗り心地が悪くなるようではそれも台無しです。

ファミリー層はとかく主婦である奥さんが財布を握っていることが多く、改造して乗り心地をわざわざ悪くするようなものは受け入れ難いという意見が多いです。

人気のミニバンは、タイヤの交換ひとつで乗り心地が変化するので気をつけるべきでしょう。

タイヤとホイールの交換は乗り心地が大きく関係してくると言えますので、社外品で格好が良くてもマイナス査定を受けることもあります。

改造車の買取査定は厳しい・・・

車は純正の状態が一番良いとも言われています。

やはり、買取店に持って行く前に純正の状態に戻すことがベストですが、それが難しかったり費用がかかるようでしたら車をそのままの状態で査定してもらい、純正品を車に積んでいくと良いでしょう。

買取店があなたの車をどうしても欲しい!という状況であれば、純正品があることを条件に買取査定でのマイナス評価を最低限にしてくれる可能性もあるからです。

純正に戻すものとそのままにしておくものを判断する

買取査定を実際に受ける場合は、さきほども言ったように純正の状態にしておくことが良いのですが純正の状態に戻す必要がない装備もあります。

それがカーナビやオーディオなどの電装品です、これらはプラス査定にならないにしてもマイナス査定にはなりにくい装備ですからはずさなくても良いでしょう。

ただ、内装の細かいもの、ドリンクホルダーや携帯電話ホルダーや車用カーテンなどの装備は外したほうが良いでしょう。

インチアップしたタイヤやホイールは買取店に聞く

f343588f03ce34559d3da5c3209ed25e_s

ホイールを交換した場合は、偏平が極端に薄いタイヤなどは乗り心地もそうですが縁石に乗り上げる時のダメージにも気を付けないといけないので、結構、車を運転していて疲れます。

ですので、低扁平のタイヤというのは扱いが難しいので見た目は良くなりますが買取査定では嫌われる傾向が高いです。

買取店に相談してから査定額に影響がないようなら交換しなくても良いでしょう。

純正のタイヤとホイールを持っていて、ほとんどタイヤが減っていない場合はタイヤの溝が5ミリ以上ある場合はプラス査定になる場合もあるので交換するのがベスト。

純正ホイール(タイヤ)に交換後、次の車に使用しない場合はホイールとタイヤを売却して新しい車を購入するための軍資金にするのも一考です。

改造車の買取査定はニーズが絞られる

車は純正の状態が一番良いです、これは間違いありません。

ですが、車が好きな人ほど個性を出したいという気持ちが強くなり車の改造をします。

今では、新車ディーラーでも改造車(保安基準適合)が購入できる時代ですから、より他人と被りにくく個性の出しやすい自分ごのみの車を購入したという気持ちを持っている人もいると思います。

ですが、買取査定には個性は必要ないです、というより純正に近い状態がすべてとも言えます。

車内の臭い、車の内装の状態、外装もそうですが改造もそうであり一般に多くの人が前オーナーの影響が少しでも少ない状態を望みます。

ですので、あなたがこだわって乗っていた愛車もそう思われているのです。

不正改造はもってのほか!改造は純正ベースが良い

改造と言ってもいろいろな改造がありますが、買取査定で一番問題となるのが不正改造の車両であり、保安基準に適合していない車両は高額査定が難しくなります。

車高調やサスペンションを加工して、いわゆる車高短にしている車などは買取査定で厳しいマイナス評価を受けます。

このような車は、一にも二にも純正に近い状態にすることが条件であるとも言えるでしょう。

車の買取査定を考えた場合、どうしても改造車は高額査定が難しくなりますので、買取査定を受ける際はできるだけ純正の状態に戻すか、そのまま査定するのでも純正品を用意して買取査定をしてもらうのがベストです。